ANAスーパーフライヤーズ、それはマイラーなら誰もが憧れるANAのステイタス。
ANAスーパーフライヤーズカードと呼ばれる特別なクレジットカードを発行することで、そのステイタスを得ることができます。
でも、正直なところ、
こう感じてしまいますよね。
私自身、初めてANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のことを知ったときはその魅力に驚きました。そして、早速特典を調べ尽くし、なるための条件を必死で調べました。
調べ尽くした結果、ANAスーパーフライヤーズの魅力に取りつかれ、今回の記事を書くに至ったのです。
そこでこの記事では、ANAスーパーフライヤーズのことを調べ尽くしたマイラーの
たかやん(@milesensei33)が、
ANAスーパーフライヤーズ(SFC)のことを全部まるっと解説しちゃいます!
この記事でわかること
- ANAスーパーフライヤーズ完全解説のポイント
- ANAスーパーフライヤーズ(SFC)とは何か
- ANAスーパーフライヤーズ会員になるための条件
- SFC会員になるためのANAプレミアムポイント
- SFCの主なメリット・特典
- ANAスーパーフライヤーズ会員を目指すSFC修行とは
- ANAスーパーフライヤーズ会員になるためにやるべきこと
ANAスーパーフライヤーズはANAの上級会員ステイタスの一種。会員になると、一般会員では受けることができないさまざまなサービスを受けられるんです!
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ANAスーパーフライヤーズ完全解説のポイント
まず初めに、この記事のポイントをざっとご紹介しておきます。
- ANAスーパーフライヤーズはANAの上級会員ステイタスの一種
- 50,000プレミアムポイントを獲得し、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得する必要がある
- ANAスーパーフライヤーズ会員になると様々なサービスが受けられる
- ANAスーパーフライヤーズ会員なるには、多額のコストが必要
- マイルを利用すれば、出費は少なく抑えられる
ANAスーパーフライヤーズ(SFC)とは?
ANAスーパーフライヤーズは、ANAの上級会員ステイタスの一種です。まずはANA上級会員のことを解説していきますね。
上級会員は、ランク別に以下の3種類にわけることができます。
- ダイヤモンド
- プラチナ
- ブロンズ
最上級ステイタスは『ダイヤモンド』。順に『プラチナ』『ブロンズ』と続きます。
そして準上級会員的な区分として、『スーパーフライヤーズ』が用意されています。ステイタス的には準プラチナ級の扱いです。
準プラチナ級の扱いなので、スーパーフライヤーズ会員はほぼプラチナ会員クラスのサービスを受けることが可能です。
そして決定的な違いは会員の有効期限。
ステイタス | 有効期限 |
ダイヤモンド | 1年間 |
プラチナ | 1年間 |
ブロンズ | 1年間 |
スーパーフライヤーズ | スーパーフライヤーズカードを保有している間 |
詳しく解説すると、ブロンズ、プラチナ、ダイヤモンドの3つのステイタスの有効期限は1年間。
しかし、スーパーフライヤーズの有効期限は『ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)』を保有している間です。
ANAスーパーフライヤーズカードとは
ダイヤモンド・プラチナの2つのステイタス会員が申し込める特別なクレジットカードのこと。このカードを発行することで、スーパーフライヤーズ会員になることできます。
ANAスーパーフライヤーズのステイタスは、SFCを保有し続け限り何年にも渡って維持することが可能です。つまり、SFCを解約しない限り、プラチナ会員と同等の特典を受け続けられるんです。
『ANAスーパーフライヤーズカード』は、年会費を払えば、ANA上級会員向けサービスを受けられる特別なクレジットカードと言うことができます。
ANA上級会員については以下の記事で詳しく解説しています。
-
ANA上級会員プレミアムメンバーとは【なるのに必要なことも解説】
ANAプレミアムメンバーとは、簡単に言うとANAの上級会員。 ANA便に何度も乗ったり、これからマイルを貯めようと考えている方は特に気になると思います。 でも実際は、 ANAプレミアムメ ...
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ANAスーパーフライヤーズ会員になるための条件は?
ANAスーパーフライヤーズ会員になるための条件を解説していきますね。
その条件は以下の2つです。
- ANAの上級会員プラチナとなる
- ANAスーパーフライヤーズカード「SFC」を発行する
ANAの上級会員「プラチナ」となる
まずANAの上級会員ステイタスであるプラチナ会員になる必要があります。なぜなら、SFCの発行を申込む権利が得られるのは、プラチナ会員以上のときだからです。
そしてプラチナ会員になるために、50,000プレミアムポイントを獲得しなければなりません。
プレミアムポイントとは
上級会員になるためのポイントのことで、飛行機に搭乗すると貯まります。マイルとは少し違うので注意が必要です。
ANAプレミアムポイントについては、以下の記事で詳しくまとめているのでご活用ください。
-
ANAプレミアムポイントの全貌【貯め方や計算方法まですべて解説】
ANAプレミアムポイントとは?貯め方や使い道、計算方法も知りたいなぁ。こうにお悩みではありませんか?この記事では、ANAプレミアムポイントとは何か、貯め方や使い道、計算方法など全貌を解説します。プレミアムポイントのことを知りたい方必見です。
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そして、各上級会員になるために必要なプレミアムポイント数は以下の通り。
プレミアムメンバーステイタス | 必要なプレミアムポイント | 内ANA便でのポイント |
ブロンズ | 30,000 | (15,000) |
プラチナ | 50,000 | (25,000) |
ダイヤモンド | 100,000 | (50,000) |
フライトは、ANA便、スターアライアンス便が対象になりますが、獲得プレミアムポイントのうち半分はANA便でなければなりません。
つまり、ANAスーパーフライヤーズカード会員になるためには、
ANAスーパーフライヤーズカード「SFC」を発行する
プラチナに無事なることができたら、晴れてANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の申込みが可能に。
50,000プレミアムポイント獲得の翌月からプラチナメンバーとして扱ってもらえるため、翌月からスーパーフライヤーズカードの申込みが可能です。
ココに注意
プラチナメンバー以上の期間中だけ、SFCの発行を申込むことができます。プラチナになったあとのSFCの申込みは忘れずに!
ANAスーパーフライヤーズ会員になるための条件については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。
-
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)会員になる条件とは?
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)会員になる条件って?どうやったらなれるのだろう。こうお悩みではありませんか?この記事では、スーパーフライヤーズカード(SFC)会員になるための条件を解説します。SFC会員になりたい方必見です。
続きを見る
ANA SFC会員になるためのANAプレミアムポイント
ANAスーパーフライヤーズ会員を目指すには、ANAプレミアムポイントのことを理解しなければなりません。
ANAプレミアムポイントとは
ANA上級会員を決めるためのポイントのことで、飛行機に搭乗すると貯められます。1年間(1月~12月)に貯めたポイントに応じて、翌年の上級会員ランクが決まります。
そこでここからは、ANAスーパーフライヤーズ会員になるために必要な知識に絞り、以下の2点を解説していきます。
- ANAプレミアムポイントの貯め方
- 50,000プレミアムポイントを貯めるのに必要なフライト数
ANAプレミアムポイントの貯め方
ANAプレミアムポイントの貯め方は以下のとおり。
- ANA便に乗って貯める
- スターアライアンス便に乗って貯める
ANA便に乗って貯めるのが基本
プレミアムポイントの貯め方の基本は、『ANA便に乗って貯める』ことです。国内線・国際線の両方で貯めることができます。
ANAマイルは、クレジットカード決済、ホテル宿泊、ポイントサイトの利用、レンタカーの利用などなど、普段の生活のいたるところで貯まりましたが、
プレミアムポイントは飛行機に乗らないと貯まりません。
なので、ANAプレミアムポイントの貯め方は、
ANA便の飛行機に乗る
これが基本の方法。ANAスーパーフライヤーズ会員になるには、フライトを積み重ねるしかありません。
スターアライアンス便に乗っても貯められる
ANAは航空連合『スターアライアンス』に加盟しており、加盟航空会社の便を利用してもANAプレミアムポイントを貯めることができます。
スターアライアンスとは
3大航空連合の1つです。『スターアライアンス』『ワンワールド』『スカイチーム』の3つがあります。加盟航空会社は、マイル・共同運行・ステータスなど様々な場面で連携しています。
アライアンスについては、以下の記事で詳しく解説しています。
-
アライアンスとは?マイルを貯めるなら知っておきたいスターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム
「アライアンスってなに?」 「マイルを貯める上で、アライアンスって重要なの?」 とお悩みの方も多いと思います。 この記事では、マイルを貯める上で知っておきたい3つのアライアンス(スターア ...
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海外旅行のときは、スターアライアンスに加盟している航空会社の便を選ぶことで、ANAプレミアムポイントを貯めることができます。
ANAプレミアムポイントの貯め方以外にも詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になるのでぜひご活用ください。
-
ANAプレミアムポイントの全貌【貯め方や計算方法まですべて解説】
ANAプレミアムポイントとは?貯め方や使い道、計算方法も知りたいなぁ。こうにお悩みではありませんか?この記事では、ANAプレミアムポイントとは何か、貯め方や使い道、計算方法など全貌を解説します。プレミアムポイントのことを知りたい方必見です。
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50,000プレミアムポイントを貯めるのに必要なフライト数と費用
50,000プレミアムポイントを貯めるにはためには、いったいどのくらい飛行機に乗る必要があるのでしょうか。
東京羽田ー大阪伊丹の場合
下の画像は、東京羽田ー大阪伊丹を「普通運賃」で乗った場合の片道のプレミアムポイントです。
普通運賃は「運賃3」なので、獲得できるプレミアムポイントは960。東京羽田ー大阪伊丹間の普通運賃は片道約25,000円。
ざっくりとした計算ですが・・・
50,000プレミアムポイントを獲得するためには25回の往復が必要なので、いったいいくらの費用がかかるかというと・・・
50,000円✕25往復=125万円
いくらなんでも自腹で出すにはかなりの無理がありますね・・・。もちろん他の路線でもプレミアムポイントは貯まりますし、もっと効率がよい路線もあります。
東京羽田ー沖縄那覇の場合
例えば、東京羽田-沖縄那覇線のプレミアムクラス。以下の画像は、獲得できるプレミアムポイントです。
片道2,860プレミアムポイント、1往復で5,720プレミアムポイント貯まるので、50,000÷5,720=8.74となり、往復9回すれば50,000プレミアムポイント貯まる計算です!
値段もみておきます!東京羽田-沖縄那覇間をプレミアムクラスで乗ると、先行予約でお得な運賃種別『スーパーバリュープレミアム28』を利用するとして約35,000円。
- 飛行機代:35,000×18=630,000円
総額で630,000円です。先ほどの羽田⇔伊丹より費用が抑えられていますが、それでも600,000万円オーバー。
いくらなんでも、たかがクレジットカード1枚にこんなにお金を使ってられない。こう思うのも当然ですよね・・・。
ANAスーパーフライヤーズ会員(SFC)の主なメリット・特典6選
獲得のハードルが高いANAスーパーフライヤーズカード(SFC)ですが、その分ANA上級会員のサービスが受けられる特典も素晴らしいです。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の魅力的なのメリット・特典は以下のとおり。
- ボーナスマイルがもらえる
- 特典航空券の予約が優先的にできる
- 予約時と空港での空席待ちが優先される
- 国内線座席指定が優先される
- 座席をアップグレードしてもらえる
- 国際線プレミアムエコノミーへのアップグレードがある
- プレミアムメンバー専用サービスデスクが使える
- 優先チェックインカウンターが利用できる
- 専用保安検査所が利用できる
- 預入手荷物の許容量が増える
- ANAラウンジが利用できる
- 優先搭乗ができる
- 預入手荷物受取りのとき優先される
以上、13個。
ANAスーパーフライヤーズ会員は、ANA上級会員の一種なので受けられるメリットが満載。
満載なのはいいんですが、正直多すぎますよね。
SFCのメリット①:特典航空券の予約が優先的にできる
SFC所有者本人が自分のマイルで搭乗する場合、本人と同行者の特典航空券の予約が優先されます。
>>【ANA公式】国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
一般会員には開放されていない特典航空券席が、上級会員には開放されているという優遇があるため、一般会員より特典航空券が取りやすくなります。
ただし、
- 特典航空券の利用ができない期間がある。
- 特典航空券で利用できる座席には限りがあり、便によっては設定がない場合もある。
これはいくらANA SFC会員とはいえ受け入れるしかないので注意しましょう。
ちなみに、特典航空券の空席待ちも一般会員よりも優先され、先にした一般会員よりも後から空席待ち申請をした上級会員の方が優先されます。
現在は『成田⇒ハワイ(ホノルル)線』に大型の飛行機が導入され、以前よりも取りやすくなりましたが、やはりハワイは大人気。特にビジネスクラスは超激戦です。
予約のコツを以下の記事で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
-
激戦!?ANAマイルでハワイ!特典航空券を予約する5つのコツ
ANAマイルで特典航空券を取ってハワイ旅行! これがマイルを貯めるきっかけになった方、目標にしている方も多いのではないでしょうか。 でも実際のところ、 ANAマイルでハワイ路線の特典航空 ...
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SFCのメリット②:優先チェックインカウンターが利用できる
日本でも海外でも、優先チェックインカウンターが利用できます。
使える『優先チェックインカウンター』は以下のとおり。
路線 | 使える優先チェックインカウンター |
ANA国内線 | ANA PREMIUM CHECK-IN |
ANA国際線 | ビジネスクラスチェックインカウンター |
スターアライアンス便 | スターアライアンス・ゴールドのマークが表示されている優先チェックインカウンター |
国内線の普通席や、国際線のエコノミークラス利用時でも、一般のチェックインカウンターの行列に並ばずに素早くチェックインができます。
特に繁忙期の伊丹空港、新千歳空港の一般チェックインカウンターには長蛇の列ができることが多いです・・・。
国内線ANA PREMIUM CHECK-INがある空港一覧
羽田 | 成田 | 新千歳 | 伊丹 |
関西 | 神戸 | 名古屋 | 福岡 |
那覇 | 仙台 | 小松 | 岡山 |
広島 | 松山 | 熊本 | 宮崎 |
鹿児島 | ー | ー | ー |
※ANA PREMIUM CHECK-INの場所は上記リンク先でご確認ください。
優先チェックインカウンター利用方法
チェックインカウンターを利用するときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。
SFCのメリット③:専用保安検査場が利用できる
国内線・国際線両方で、専用の保安検査場が利用できます。チェックインカウンターと同様に一般の保安検査所より断然早く通過することができるので、無駄な待ち時間をカットできます。
国内線の一部の空港では、ANA PREMIUM CHECK-INから直結している専用保安検査所が利用できます。対象の空港は以下のとおり。
国内線専用保安検査場がある空港一覧
伊丹空港では、ANA PREMIUM CHECK-INから直結してはいませんが、専用保安検査場が利用できます。
また国際線の場合は、成田空港ではプライオリティレーンやスターアライアンスゴールドトラック、羽田空港ではプライオリティレーンが利用可能です。
専用保安検査場の利用方法
利用するときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。
SFCのメリット④:ANAラウンジが利用できる
ANAラウンジは、基本的に国内線プレミアムクラス、国際線ビジネスクラス以上の利用でないと入ることができません。
しかし、SFC会員であれば普通席、エコノミークラス利用時でもANAラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは以下のとおり。
- 国内線利用時:ANAラウンジ
- 国際線利用時:ANAラウンジ+スターアライアンス加盟航空会社のラウンジ
これらが、本人と同行者1名まで無料で利用できるように!ANAラウンジは、とても上質な空間で、ゆっくりくつろいでフライト前の時間を過ごせます。
食事やお酒も無料で飲めるのでとても嬉しい特典です。クレジットカードを保有しているだけで利用できるラウンジとはレベルが違います。
-
航空会社&クレジットカード会社のラウンジを比較!圧倒的な違いとは?
「航空会社のラウンジとクレジットカードラウンジの違いってなんだろう。」 この記事では、「航空会社ラウンジ」と「有料ラウンジ(クレジットカードラウンジ)」の違いについて解説します! 2つに ...
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国内線ANAラウンジ
羽田 | 新千歳 | 仙台 | 小松 |
伊丹 | 関西 | 岡山 | 広島 |
松山 | 福岡 | 熊本 | 鹿児島 |
那覇 | ー | ー | ー |
成田ではANA ARRIVALラウンジ、中部ではセントレアエアラインラウンジ、宮崎ではラウンジ大淀が利用可能です。
国際線ANAラウンジ
羽田 | 成田 | 関西 |
その他、名古屋(中部)ではスターアライアンスラウンジが、さらにスターアライアンス加盟航空会社のラウンジも利用できます。
SFCのメリット⑤:預入手荷物受取りのとき優先される
ANA便およびスターアライアンス加盟航空会社を利用するとき、預け入れ手荷物に優先タグがつけられ、到着後に優先的に受け取ることができます。
預け入れ手荷物とは、機内には持ち込まず事前に空港のカウンターで預け、到着後空港で受け取る手荷物です。
以下のような優先タグが付けられており、到着後の手荷物受取りのとき優先的に手荷物が受け取れます。
手荷物受け取りって自分の荷物が出てくるまで、グルグルと回っているのを見ているだけですよね。そこで優先的に流れてくるので、無駄な時間が省けます。
到着後より早く行動ができるので、電車やバスの時間が迫っている場合に特に嬉しいサービスです。
SFCのメリット⑥:ボーナスマイルがもらえる
SFCを所有していれば、通常のフライトマイルに加え、35〜50%のボーナスマイルが加算されます。
ANA SFCカードの種類による加算率の違いは以下の通り。
カードの種類 | ボーナスマイル |
ANA一般カード(SFC) | フライトマイルの35% |
ANAゴールドカード (SFC) | フライトマイルの40% |
ANAプレミアムカード (SFC) | フライトマイルの50% |
一体どのくらいボーナスマイルがあるのかわかりにくいので、具体的に計算してみます。
条件は、①『東京(羽田)⇒大阪(伊丹)』『最安運賃クラス』、②『東京(羽田)⇒パリ』『エコノミークラス』の2パターンで、どちらも『ANA SFCゴールドカードを所有』とします。
路線 | ボーナスマイル |
東京(羽田)⇒大阪(伊丹) | 84マイル |
東京(羽田)⇒パリ | 1,734マイル |
上の画像の『40%』というところが、ANA SFCによるボーナスマイル積算率です。
ちなみに、ANAスーパーフライヤーズ会員かつANAプレミアムメンバーでもある場合、より条件のよい方が適用されます。
ANAカード、スーパーフライヤーズカードをご利用のお客様が、「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」のステイタスをお持ちの場合、積算率の高い方のみが適用されます(合算はできません)。
どういうことか説明します。
ANAプレミアムメンバーの特典によるボーナスマイルは以下の通りです。(ANAゴールドカード等を保有している場合)
ステイタス | ステイタス1年目 | ステイタス継続2年以上 |
ブロンズ | 45% | 55% |
プラチナ | 95% | 105% |
ダイヤモンド | 120% | 130% |
例えば、ANA SFCゴールドカードを保有しており、かつプラチナメンバー(1年目)でもある場合、積算率40%と積算率95%を比べ、多い積算率95%が適用されてボーナスマイルが貯まります。
ちなみにSFC会員になれば、同時に航空連合『スターアライアンス』のゴールドメンバーにも昇格するため、スターアライアンス便に乗る時もほぼ同様のサービスが受けられます。
今回解説した6つ以外にも、まだまだメリットはたくさんあります!詳しくは以下の記事にまとめたので、ぜひご一緒にどうぞ。
-
ANA SFCの魅力的な13個のメリットとは【デメリットも解説】
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のメリット・デメリットがわからない。このようにお悩みではありませんか?この記事では、ANA SFCの13大メリットから細かなメリット、デメリットを解説します。SFCのことを調べている方必見です。
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ANAスーパーフライヤーズ会員を目指すSFC修行とは
このような素晴らしい特典が受けられるANAスーパーフライヤーズ。ANAマイラーなら誰もが憧れるカードですが、手に入れるためには、
50,000プレミアムポイント獲得し、ANAプラチナ会員になるという高いハードル
が立ちはだかるんです。つまり、プレミアムポイントを貯めるために何度も繰り返しフライトする必要があるということ。
何度もフライトを繰り返すことこそ、SFC修行。まずは、『SFC修行』の基本的な内容から把握しましょう。ポイントは以下のとおりです。
- SFC修行とは、ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の獲得を目指し、フライトを繰り返すこと
- SFC修行の目的は、ANAプレミアムメンバーになるために必要な50,000プレミアムポイントの獲得
SFC修行とはそもそも何なのか
SFC修行のことを簡単に表現すると、
ANA上級会員級のサービスが受けられる『ANAスーパーフライヤーズカード』、通称『ANA SFC』を手に入れるため、修行のようにフライトを繰り返すこと。
今回の記事で解説しているANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のことです。
SFCを手に入れるためには、何度も何度もフライトを繰り返す必要があるため、1日何回も搭乗したり、東京⇔沖縄を1日2往復したり・・・。
ANA SFCを獲得することこそ、SFC修行の目的。ちなみに、SFC修行を行っている方を「修行僧」、ANA SFCが発行できる状態になることを「解脱」と言ったりします。
SFC修行ではANAプラチナ会員になることを目指す
SFC修行では、ANAの上級会員『ANAプラチナ会員』になることを目指します。
なぜなら、ANA SFCカードの発行ができるのは『ANAプラチナ会員』以上のステイタスを持っているときだけだからです。
SFC修行でポイントになってくるのは『プラチナ』。先ほども解説しましたが、スーパーフライヤーズカードを発行できるのは『プラチナ』ステイタスが最低ラインだからです。
SFC修行でフライトを繰り返すのは、ANAプレミアムポイントを貯めるため
SFC修行でフライトを繰り返すのは、ANAプレミアムポイントを貯めるためです。このポイント貯めることで、先ほど解説した『ANAプラチナ会員』になることができます。
このANAプレミアムポイントってのが少しやっかいで、基本的にフライトをすることでしか貯まらないんです。
ここはANAマイルとは大きく違うところ!
ANAマイルの貯め方の記事でも解説しましたが、マイルはフライト・クレジットカード・食事など様々なシーンで貯めることができます。
このあたりもSFC獲得に向けたフライトが『修行』とされる理由かもしれませんね。
ここまでのポイントをまとめておきます。
- SFC修行とは、ANAスーパーフライヤーズカードを手に入れるためフライトを繰り返すこと
- SFC修行では、ANA上級会員『プラチナ』を目指す
- プラチナになるため、フライトを繰り返してANAプレミアムポイントを貯める
要するに『SFCを発行したいから、発行ができるプラチナメンバーになるためにフライトを繰り返してANAプレミアムポイントを貯めよう』ということです。
SFC修行についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご活用ください。
-
SFC修行とは?費用・必要マイル数まで徹底解説
ANAスーパーフライヤーズカードや上級会員のことを調べていると、必ず出てくるのが『SFC修行』なるもの。 でもみんなSFC修行って言うけど、 SFC修行とはいったいなんだろう。何をするの ...
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ANAスーパーフライヤーズ会員になるためにやるべきこと
魅力的なスーパーフライヤーズ会員になるためにするSFC修行まで解説しました。最後にスーパーフライヤーズ会員ためにやるべきことを2つご紹介します。
- ANAマイルを貯める
- ANAカードを発行する
ANAスーパーフライヤーズ会員の基本的なハードルとして、プレミアムポイントを貯める費用がかかるという点があります。はフライトによって貯まるものなので当然のことです。
おおよそどれくらいの費用がかかるかというと、
40~60万円
多いですよね。ここで解説する『スーパーフライヤーズ会員ためにやるべきこと』はいかに費用を安く抑えるかを重視しています。
ANAマイルを貯める
まずはANAマイルを貯めましょう。なぜなら、ANAマイルをANA SKYコインに交換して航空券代にあてることで、費用を抑えることができるからです。
なぜANA SKYコインに交換するのか
ANA SKYコインを利用した航空券であれば、フライトでプレミアムポイントが貯まるからです。一方で、マイルを使った特典航空券の利用ではプレミアムポイントが貯まりません。
このあたりは、ANAマイルとANA SKYコインの違いに関する記事で解説しているのでご活用ください。
そして最大のポイントは、ANAマイルであれば、飛行機に乗らなくても誰でも簡単にたくさん貯めることができるところ。
具体的には、
飛行機ではなく、陸(クレジットカードなど)で貯めた大量のANAマイルをANA SKコインに交換し、それを利用し飛行機に乗る
という方法。
必要なANAマイル
- 25~38万マイルくらい
『くらい』という表現で申し訳ありません。航空券の値段は、時期・クラス・空席状況によって様々なので、これくらいとしか言えないのです。
ここで必須になってくるのが、ANAワイドゴールドカード。このカードを持っていれば、5万マイル以上を一度にANA SKYコインに交換すると、1.6倍の交換率になるからです。
25~38万マイルくらいとした理由は、SFC修行にかかる費用『40~60万程度』から逆算しています。費用はANA SKYコインでまかなうので、
- 25万マイル×1.6倍=40万コイン
- 38万マイル×1.6倍=60.8万コイン
40万でSFC修行ができてしまうケースは、とにかく効率的なルートでフライトできた場合です。
25万ANAマイルを簡単に貯める方法
-
現役マイラーが暴露!ANAマイルをザクザク貯めるたった1つの方法
ANAマイルのおすすめの貯め方は?こうお調べではありませんか?この記事では、年間30万以上のANAマイルを貯めるおすすめの方法を解説していきます!たくさんANAマイルを貯めたい方、必見です。
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ANAゴールドカードを発行する
必要なこと2つ目は、ANAゴールドカードの発行。なぜなら、5万マイル以上を一度にANA SKYコインに交換すると、1.6倍の交換率になるからです。
ANAゴールドカードなら最低条件はクリアですが、どうせなら『ANAアメックスゴールドカード』を発行するのがおすすめ。
おすすめする理由は2つ。
- 発行&利用で大量のANAマイルが貯まる
- ANAゴールドカードなので、マイル⇒コインへの交換が1.6倍に
以上2点ですが、強烈なのは発行&利用で大量のANAマイルが貯まるところです。
既にANAアメックスゴールド会員の方からの紹介キャンペーンで入会された場合・・・
入会で2,000ボーナスマイル
入会後3か月以内に合計10万円の利用で10,000ボーナスポイント
入会後3か月以内に合計70万円の利用で28,000ボーナスポイント
入会後3か月以内に合計100万円の利用で20,000ボーナスポイント
合計60,000マイル相当が一気に貯まります!100万円の決済による通常ポイント(10,000ポイント)も貯まるので、合計最大70,000マイル程度貯まります!
こんな感じ。大量すぎますよね!?25万マイル必要だったのが、このカードの発行だけで20万マイルを切ってきました。
あとマイルでまかないたい場合は、『マイル→コインへの交換率1.6倍』を活用するのは必須かと。せっかく貯めたマイルなので、効率的に使って損をしないようにしましょう。
ちなみに、私自身もANAアメックスゴールドカードを保有しています。
先ほどご紹介した大量のマイルを貯めるためには、すでにANAアメックスゴールドカード会員になっている人からの紹介が必要です。
もしご希望される場合は、下記お問い合わせフォームかTwitter(@milesensei33)からご連絡ください。
ANAアメックスゴールドカードのことをもっと詳しく
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ANAアメックスゴールドを徹底解説!マイルを貯めるのにおすすめな5つの理由
『ANAアメックスゴールドカード』は、ANAカードの中でも上位にランクインするクレジットカード。 クレジットカード情報サイトや、ブログなどでも数多く紹介されていますね。 ただ、正直なところ、、、 &n ...
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あともし、他のANAゴールドカードも知りたいという方は、以下の記事が参考になるのでぜひご活用ください。
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ANAゴールドカードを徹底解説【まとめて知りたい方必見です】
ANAゴールドカードって、どれを選べればいいのかわからない。特徴や特典・メリット、全部まとめて知りたいなぁ。このようにお悩みではありませんか?この記事では、ANAゴールドカードのすべてを解説します。カードのことを知りたい方必見です。
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【参考】ANAマイレージクラブの解説リンク集
全13回に渡ってANAマイルのことや、ANAカード、上級会員制度などについて解説しています。
ANAマイルを貯めたい!使いたい!と思った時にまず読んでもらいたい記事をまとめてるので、ぜひご活用ください。
まとめ:ANAスーパーフライヤーズ会員になろう!
ここまでANAスーパーフライヤーズについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントをまとめます。
- ANAスーパーフライヤーズはANAの上級会員ステイタスの一種
- 50,000プレミアムポイントを獲得し、スーパーフライヤーズカード(SFC)を取得する必要がある
- ANAスーパーフライヤーズ会員になると様々なサービスが受けられる
- ANAスーパーフライヤーズ会員なるには、多額のコストが必要
- マイルを利用すれば、出費は少なく抑えられる
この5つ。ANAスーパーフライヤーズのハードルがとても高いです。しかし、一度なってしまえば、カードを解約しない限り、プラチナ会員と同等の特典を受け続けられるのが魅力。
そこでこの記事では、マイルを利用してなるべくお金をかけずに獲得する方法をご紹介しました。
-
現役マイラーが暴露!ANAマイルをザクザク貯めるたった1つの方法
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この方法でANAマイルを貯めれば、なるべくお金をかけずにANAスーパーフライヤーズ会員になることも十分可能です。
もちろん、ANAスーパーフライヤーズ会員になったあともマイルを貯める方法として十分活躍します。
劇的にANAマイルが貯まるスピ―ドがアップするのでぜひ試してみてください。