ようこそ『マイル先生のブログ』へ。
ご覧いただきありがとうございます。
この記事では、
ANAと提携航空会社の国際線特典航空券ってどう違うの?ルールに違いはあるの?
こういった疑問にお答えします。
この記事の内容
- ANAマイルでとれる特典航空券は2種類
- ANAと提携航空会社の国際線特典航空券の違い【意外と重要ですよ】
記事の信頼性
この記事を書いている私は、ANAマイルを貯めはじめて5年。ANAのことをたくさん調べた経験があります。
もちろん特典航空券と提携航空会社についても調べてきたので、信頼性のある情報をお届けできるかと思います。
ANA国際線特典航空券を予約したいのに空席がない
という場合、提携航空会社の特典航空券の利用も選択肢に入ってくると思いますが、実際どこが違うか意識的に調べないとわからないと思います。
ANA特典航空券と提携航空会社のことがわかるので、ぜひ最後までお付き合いください。(※この記事は3分ほどで読み終わります。)
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ANAマイルでとれる特典航空券は2種類
ANAマイルでとれる国際特典航空券は2種類あります。
- ANA特典航空券
- 提携航空会社特典航空券
また、ANAマイルで取れる提携航空会社の特典航空券は大きく2つにわかれます。
- スターアライアンスに加盟している航空会社の便
- ANAが独自に提携している航空会社の便
スターアライアンスとは
提携航空会社連合のこと。JALが加盟しているワンワールド、スカイチームと並ぶ世界三大アライアンスの一つ。
アライアンスについては、以下の記事で詳しく解説しているのであわせてチェックしてみてください。
-
アライアンスとは?マイルを貯めるなら知っておきたいスターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム
「アライアンスってなに?」 「マイルを貯める上で、アライアンスって重要なの?」 とお悩みの方も多いと思います。 この記事では、マイルを貯める上で知っておきたい3つのアライアンス(スターア ...
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スターアライアンス加盟航空会社一覧
スターアライアンスには、2019年現在、28社が所属しています。
航空会社 | 国 | 航空会社 | 国 |
全日空(ANA) | 日本 | ユナイテッド航空 | アメリカ |
エアカナダ | カナダ | タイ国際航空 | タイ |
シンガポール航空 | シンガポール | アシアナ航空 | 韓国 |
アビアンカ航空 | コロンビア | コパ航空 | パナマ |
エアチャイナ | 中国 | エバー航空 | 台湾 |
タカ航空 | エルサルバドル | 深セン航空 | 中国 |
エアインディア | インド | ルフトハンザ航空 | ドイツ |
オーストリア航空 | オーストリア | ターキッシュエアラインズ | トルコ |
スカンジナビア航空 | スウェーデン、ノルウェー、デンマーク3国共同 | スイスインターナショナルエアラインズ | スイス |
TAPポルトガル航空 | ポルトガル | ブリュッセル航空 | ベルギー |
LOTポーランド航空 | ポーランド | アドリア航空 | スロベニア |
クロアチア航空 | クロアチア | エーゲ航空 | ギリシャ |
エジプトエア | エジプト | ニュージーランド航空 | ニュージーランド |
南アフリカ航空 | 南アフリカ | エチオピア航空 | エチオピア |
ANA便の特典航空券は人気であるため、空席がないこともありますが、一方で提携航空会社の便では空いていることもあります。
ANAと提携航空会社の国際線特典航空券の違い
ANAと提携航空会社の国際線特典航空券の違いを具体的に解説していきます。
まずはざっと違いをまとめます。
- 搭乗する飛行機の運行
- 予約方法の違い
- 特典航空券への交換に必要なマイル数の違い
- ANA特典航空券にはシーズン制がある
- 搭乗便の組み合わせ
- 申込期間の違い
- 対象外の特典航空券もある
搭乗する飛行機の運行
まずそもそも違うのが、搭乗する飛行機の運行会社です。
そんなことわかってるよ!と言われそうですが、基本的な違いから解説していきますね。
- ANA特典航空券⇒ANAが運行している飛行機
- 提携航空会社の特典航空券⇒その会社が運行している飛行機
上記にそれぞれ乗ることになります。
具体例
ANAの特典航空券を発券して、ユナイテッド航空(アメリカ)の便に乗ることはできません。
ANAの特典航空券を発券したなら、ANA便に乗ることになります。
ただ、ANAのマイルを利用して、ユナイテッド航空の特典航空券を発券することは可能。この場合はユナイテッド航空の便に搭乗することになります。
予約方法の違い
予約方法でも以下のとおり違いがあります。
種別 | 予約方法 |
ANA特典航空券 | ANAウェブサイト |
スターアライアンス特典航空券 | ANAウェブサイト |
ANA独自提携航空会社の特典航空券 | ANAマイレージクラブ・サービスセンター(電話) |
ANA特典航空券とスターアライアンス加盟航空会社の特典航空券はANAウェブサイトから予約ができます。
>>【関連記事】たった6ステップ!ANA特典航空券の予約方法を解説します!
>>【関連記事】ANA特典航空の特典利用者登録の方法【家族でマイルを使おう】
注意しておきたいのが、ANA独自提携航空会社の特典航空券の予約が電話である点です。
ANAウェブサイト上で便が出てこないため、ANAマイルでは予約できないんだと判断するのはもったいない!
特典航空券への交換に必要なマイル数の違い
ANAマイルで国際線特典航空券を予約する場合、ANA便の特典航空券かそれ以外かで必要なマイル数に違いがあります。
基本的には以下のように理解しておけばOK!
- ANA便⇒必要なマイル数が少ない
- 提携航空会社の便⇒必要なマイル数が多い
基本的にはANA便の方が必要マイル数が少なく済みますが、提携航空会社の飛行機を利用する場合は少し多めのマイルが必要です。
ANA特典航空券にはシーズン制がある
ANA国際線特典航空券には、搭乗時期によって必要マイル数が変わるシーズン制があります。シーズン(ロー・レギュラー・ハイ)によって必要マイル数が異なってきます。
ローシーズンだとANA便がお得な場合が多いのですが、ハイシーズンだと提携航空会社特典航空券の方がお得になることもあります。
ちなみに、ANA特典航空券の交換にどのくらいのマイルが必要かは以下のとおり。
シーズン欄の「L」はローシーズン、「R」はレギュラーシーズン、「H」はハイシーズンです。
必要マイル数一覧
行き先(例)/シーズン・クラス | シーズン | Economy | Business | First |
ソウル | L | 12,000 | 25,000 | ━ |
R | 15,000 | 30,000 | ━ | |
H | 18,000 | 33,000 | ━ | |
北京・グアム | L | 17,000 | 35,000 | ━ |
R | 20,000 | 40,000 | ━ | |
H | 23,000 | 43,000 | ━ | |
シンガポール・バンコク・ジャカルタ | L | 30,000 | 55,000 | 105,000 |
R | 35,000 | 60,000 | 105,000 | |
L | 38,000 | 63,000 | 114,000 | |
ハワイ(ホノルル) | L | 35,000 | 60,000 | ━ |
R | 40,000 | 65,000 | ━ | |
H | 43,000 | 68,000 | ━ | |
ニューヨーク・ロサンゼルス・シアトル | L | 40,000 | 75,000 | 150,000 |
R | 50,000 | 85,000 | 150,000 | |
H | 55,000 | 90,000 | 165,000 | |
パリ・ロンドン・フランクフルト | L | 45,000 | 80,000 | 165,000 |
R | 55,000 | 90,000 | 165,000 | |
H | 60,000 | 95,000 | 180,000 | |
シドニー | L | 37,000 | 65,000 | ━ |
R | 45,000 | 75,000 | ━ | |
H | 50,000 | 80,000 | ━ |
詳しいシーズン・エリア・必要マイル数がお知りになりたい方は、ANA公式サイトをご覧ください。
搭乗便の組み合わせ
搭乗便の組み合わせ方の違いは、重要ポイントです。
先ほど、ANAマイルで取れる提携航空会社の特典航空券は大きく2つにわかれるとお伝えしました。
- スターアライアンスに加盟している航空会社の便
- ANAが独自に提携している航空会社の便
この2つ。
「スターアライアンス加盟の航空会社」か「ANA独自の提携航空会社」かで必要マイル数の違いはありません。
図を交えて具体的に解説します。
▼スターアライアンス加盟の航空会社の便は、複数の航空会社の便を自由に組み合わせて予約することが可能です。
上記のように、自由に組み合わせて旅程を作ることができます。
▼もう一方のANA独自の提携航空会社のグループは、一つの航空会社の便しか利用できません。
独自提携の航空会社を利用する場合、上記のような旅程に。単一の航空会社のみとなるため、単純な往復の旅程が多くなりますね。
ココに注意
スターアライアンス便を利用する場合、複数の航空会社の便を組み合わせることが可能。
しかし、組み合わせの中にANA便が含まれていた場合、そのANA便に必要なマイル数は提携航空会社の必要マイル数が適用になります。
申込期間の違い
特典航空券の申込み期間でも違いがあります。
違いを表にまとめておきます。
種別 | 申込み期間 |
ANA国際線特典航空券 | 355日前(搭乗日を含まず)の午前9時から |
提携航空会社の特典航空券 | 一律に決まっていない |
上記のような違いがあるので、『ANAマイルで予約するんだから、55日前(搭乗日を含まず)の午前9時から申込み開始だ』と一律に考えないように。
ココに注意
航空会社によって異なるので注意が必要。詳しく知りたい方は、各航空会社の情報をチェックしましょう。
対象外の特典航空券もある
ANAマイルを利用して国際線特典航空券を予約する場合、対象外の特典航空券もありますのでご注意ください。
例を挙げておきます。
- シンガポール航空の一部機種(A350-900,A380-800,B777-200ER,B777-300ER)のスイートクラス・ファーストクラス・ビジネスクラス
- エバー航空のエリートクラス
- スイス・インターナショナル・エアラインズのファーストクラス
ココに注意
以前はANAとハワイアン航空の提携により、ハワイ諸島内の路線のみがマイルを使って取ることができました。
しかし、2018年3月14日(水)に提携が解消され、マイルの提携もなくなりました。
ちなみに、ANAハワイ路線の特典航空券はかなり取りにくいです。
理由は以下のとおり。
- 人気の路線
- 特典航空券の座席数が限られている
この2つの理由があるからです。このあたりは、激戦!?ANAハワイ行き特典航空券予約のコツ!の記事で解説しています。予約のコツもご紹介しているので、ぜひご活用ください。
まとめ:ANAと提携航空会社の特典航空券は違いが多い
今回の記事のポイントをまとめます。
- ANAマイルでとれる特典航空券は2種類ある
- 2つの違いは、特典航空券への交換に『必要なマイル数』『予約方法』など様々
この2つ。
ANAのマイルで、ANA特典航空券も、提携航空会社のものも取得できるのは便利。ANA便で空席がない場合でも、提携航空会社の便なら空席がある場合もあります。
2つの違いをマスターすれば、ANAマイルでお得な旅行ができるようになります。
さらに言うと、ANAマイルを最大現に活用するためには、『ANAマイルの使い方』を全体的に理解するのがおすすめです。
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