ANAカードの中でも、条件をクリアした方だけが発行できるのがスーパーフライヤーズカード(SFC)。
ANAでのフライトを繰り返すと、気になってくる方が多いのではないでしょうか。
でも正直なところ、
・・こう悩んでしまいますよね。
私自身、最初の頃は『スーパーフライヤーズ?SFC?カッコいいの?』ってくらいにしか思っていませんでした。
しかし、ANAマイルを何年も貯めてきて、ANAでのフライトを繰り返しうちにその素晴らしさに気付きました。
そこでこの記事では、ANAマイルを『フライト』『クレジットカード』などで5年間貯めてきた経験がある、たかやん(@milesensei33)が、
この記事でわかること
- ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の魅力的な13個のメリットとは
- SFCのその他の細かいメリット
- SFCの本当のメリットは『家族カード』にある
- ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のデメリット
記事の信頼性
この記事を書いている私は、ANAマイルを貯めはじめて5年。これまでANAでのフライトを繰り返し、たくさんのマイルを貯めてきました。
ちなみに、2024年11月現在のANAマイル口座残高を公開すると・・・
- ANAマイル:414,421マイル
しっかりとした経験をもとに、記事を書いています。
ANA SFCは誰もが羨むメリット満載のカード。特に魅力的なのは、『ANAラウンジが利用できる』という特典です。
私は実際に成田空港のANAラウンジを利用したことがありますが、とても快適な空間で大満足でした!
そのSFCのメリットとは一体何なのか?手に入れることができたら、どんなサービスが受けられるのか?デメリットはあるのか?
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ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の魅力的な13個のメリットとは
ANA SFCの魅力的なのメリットは以下のとおり。
- ボーナスマイルがもらえる
- 特典航空券の予約が優先的にできる
- 予約時と空港での空席待ちが優先される
- 国内線座席指定が優先される
- 座席をアップグレードしてもらえる
- 国際線プレミアムエコノミーへのアップグレードがある
- プレミアムメンバー専用サービスデスクが使える
- 優先チェックインカウンターが利用できる
- 専用保安検査所が利用できる
- 預入手荷物の許容量が増える
- ANAラウンジが利用できる
- 優先搭乗ができる
- 預入手荷物受取りのとき優先される
以上、13個。
ANAスーパーフライヤーズカード会員は、ANA上級会員の一種なので受けられるメリットが満載。
満載なのはいいんですが、正直多すぎますよね。ただ、後ほど解説しますが、本当はもっと特典があるんです・・・!
また、ANAの上級会員だけでなく、同時にスターアライアンスのゴールドメンバーにも昇格するため、スターアライアンス便に乗る時もほぼ同様のサービスが受けられます!
SFCのメリット①:ボーナスマイルがもらえる
SFCを所有していれば、通常のフライトマイルに加え、35〜50%のボーナスマイルが加算されます。
ANA SFCカードの種類による加算率の違いは以下の通り。
カードの種類 | ボーナスマイル |
ANA一般カード(SFC) | フライトマイルの35% |
ANAゴールドカード (SFC) | フライトマイルの40% |
ANAプレミアムカード (SFC) | フライトマイルの50% |
一体どのくらいボーナスマイルがあるのかわかりにくいので、具体的に計算してみます。
条件は、①『東京(羽田)⇒大阪(伊丹)』『最安運賃クラス』、②『東京(羽田)⇒パリ』『エコノミークラス』の2パターンで、どちらも『ANA SFCゴールドカードを所有』とします。
路線 | ボーナスマイル |
東京(羽田)⇒大阪(伊丹) | 84マイル |
東京(羽田)⇒パリ | 1,734マイル |
上の画像の『40%』というところが、ANA SFCによるボーナスマイル積算率です。
ちなみに、ANAスーパーフライヤーズ会員かつANAプレミアムメンバーでもある場合、より条件のよい方が適用されます。
ANAカード、スーパーフライヤーズカードをご利用のお客様が、「ダイヤモンドサービス」「プラチナサービス」「ブロンズサービス」のステイタスをお持ちの場合、積算率の高い方のみが適用されます(合算はできません)。
どういうことか説明します。
ANAプレミアムメンバーの特典によるボーナスマイルは以下の通りです。(ANAゴールドカード等を保有している場合)
ステイタス | ステイタス1年目 | ステイタス継続2年以上 |
ブロンズ | 45% | 55% |
プラチナ | 95% | 105% |
ダイヤモンド | 120% | 130% |
例えば、ANA SFCゴールドカードを保有しており、かつプラチナメンバー(1年目)でもある場合、積算率40%と積算率95%を比べ、多い積算率95%が適用されてボーナスマイルが貯まります。
SFCのメリット②:特典航空券の予約が優先的にできる
SFC所有者本人が自分のマイルで搭乗する場合、本人と同行者の特典航空券の予約が優先されます。
>>【ANA公式】国際線特典航空券・アップグレード特典の優先
一般会員には開放されていない特典航空券席が、上級会員には開放されているという優遇があるため、一般会員より特典航空券が取りやすくなります。
ただし、
- 特典航空券の利用ができない期間がある。
- 特典航空券で利用できる座席には限りがあり、便によっては設定がない場合もある。
これはいくらANA SFC会員とはいえ受け入れるしかないので注意しましょう。
ちなみに、特典航空券の空席待ちも一般会員よりも優先され、先にした一般会員よりも後から空席待ち申請をした上級会員の方が優先されます。
現在は『成田⇒ハワイ(ホノルル)線』に大型の飛行機が導入され、以前よりも取りやすくなりましたが、やはりハワイは大人気。特にビジネスクラスは超激戦です。
予約のコツを以下の記事で解説しているので、興味がある方はチェックしてみてください。
-
激戦!?ANAマイルでハワイ!特典航空券を予約する5つのコツ
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SFCのメリット③:予約時と空港での空席待ちが優先される
国内線国際線の両方で、本人と同行者の空席待ち予約が優先されます。突然の予定の変更や時間を有効に使いたいときに活躍します。
ココがおすすめ
一般会員が先に空席待ちをしていても、ANA SFC会員やプレミアムメンバーの方が優先されます。
ちなみに、同じステイタスの上級会員同士だと先着順になります。
また、出発当日の空港で、希望していた便や希望のクラスの座席が満席でも、空席待ちの呼び出し順位が優先されます。
国内線を利用する際、普通席からプレミアムクラスへの当日アップグレードの空席待ちにおいて、一般会員よりも優先されます。
ただし、ANA最上級会員のダイヤモンドメンバーのほうが優先順位が高いです。
SFCのメリット④:国内線座席指定が優先される
ANAグループ運航便の日本国内線普通席の予約のときに、希望の座席を優先して選ぶことができます。本人はもちろん、同行者の座席指定も優先されます。
例えば、どんな座席が優先的に選べるようになるかというと、
- 非常口座席
- 座席の前が上級クラスと普通席と分ける壁である座席
- 前方の座席
こういった普通席の中でもより足元が広い座席など、より快適にフライトできる座席を予約時から指定できるようになります。
ココに注意
ANAプレミアムクラスは、座席指定優先サービスの対象外です。
ANAプレミアムクラスとは、ざっくり解説すると『普通席よりもグレードが高い座席』です。この辺りは、ANAプレミアムクラスとは?【普通席との違いもわかりやすく解説】の記事で詳しく解説しています。
SFCのメリット⑤:座席をアップグレードしてもらえる
いろいろポイントがあって混乱するかもしれませんが、アップグレードポイントの利用により、
- 国内線はプレミアムクラス
- 国際線はビジネスクラス、ファーストクラス
へのアップグレードができます。SFC会員本人と、特典利用者登録済みの方が利用できます。
アップグレードポイントとは
1月~12月のANAグループの利用で獲得したANAプレミアムポイント数に応じて、翌年度のANAプレミアムメンバーに付与されるポイントのこと。
座席クラスのアップグレードやラウンジの利用など使えます。
国際線でエコノミークラスからビジネスクラスへアップグレードできるのは大きなメリット。エコノミークラスとビジネスクラスでは、フライトの快適さに大きな差があります。
-
エコノミーとビジネスクラスの決定的な3つの違いとは?座席や値段、特典航空券など圧倒的違いあり。
国際線の飛行機はエコノミークラスがほとんど! おそらくですが、これが多数派なのではないでしょうか。 しかし、『ビジネス』というクラスも耳にするので、、、 ビジネスクラスとエコノミークラス ...
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国内線は搭乗2日前より空席がある場合に利用できます。ただし、アップグレードを希望する便の普通席の航空券を予約・購入済みであることが必要です。
また、国内線は一般航空券だけでなく、特典航空券のアップグレードも可能です。
SFCのメリット⑥:国際線プレミアムエコノミーへのアップグレードがある
対象運賃以外やエコノミークラス利用のときでも、無料でプレミアムエコノミーにアップグレードしてくれます。
プレミアムエコノミーって?
簡単に言うと、ビジネスクラスとエコノミークラスの中間のグレードの座席。エコノミークラスより座席が広くなり、より快適なフライトになります。
ただし当日空席がある場合のみ。オンラインチェックインを利用すれば、搭乗24時間前からの早い者勝ちです。
空席がある場合に限られますが、とても嬉しい特典。
プレミアムエコノミーは、場合によってはビジネスクラス並に料金が高いので、無料でアップグレードのメリットは凄まじいです。
ココに注意
SFCのメリット⑦:プレミアムメンバー専用サービスデスクが使える
SFC会員になると、ANAプレミアムメンバー専用サービスデスクが使えるようになります。
主な受付内容は以下のとおり。
- 航空券の予約・確認
- 特典航空券の予約
- マイル
- プレミアムメンバーサービス
一般会員のデスクだと、電話が混雑してしまい待たされることが多いですが、プレミアムメンバー専用デスクは格段に電話がつながりやすいです。
プレミアムメンバー専用サービスデスク利用方法
- ANAウェブサイトにログイン
- マイメニューを開く
- 「プレミアムメンバー専用デスク」を選択
SFCのメリット⑧:優先チェックインカウンターが利用できる
日本でも海外でも、優先チェックインカウンターが利用できます。
使える『優先チェックインカウンター』は以下のとおり。
路線 | 使える優先チェックインカウンター |
ANA国内線 | ANA PREMIUM CHECK-IN |
ANA国際線 | ビジネスクラスチェックインカウンター |
スターアライアンス便 | スターアライアンス・ゴールドのマークが表示されている優先チェックインカウンター |
国内線の普通席や、国際線のエコノミークラス利用時でも、一般のチェックインカウンターの行列に並ばずに素早くチェックインができます。
特に繁忙期の伊丹空港、新千歳空港の一般チェックインカウンターには長蛇の列ができることが多いです・・・。
国内線ANA PREMIUM CHECK-INがある空港一覧
羽田 | 成田 | 新千歳 | 伊丹 |
関西 | 神戸 | 名古屋 | 福岡 |
那覇 | 仙台 | 小松 | 岡山 |
広島 | 松山 | 熊本 | 宮崎 |
鹿児島 | ー | ー | ー |
※ANA PREMIUM CHECK-INの場所は上記リンク先でご確認ください。
優先チェックインカウンター利用方法
チェックインカウンターを利用するときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。
SFCのメリット⑨:専用保安検査場が利用できる
国内線・国際線両方で、専用の保安検査場が利用できます。チェックインカウンターと同様に一般の保安検査所より断然早く通過することができるので、無駄な待ち時間をカットできます。
国内線の一部の空港では、ANA PREMIUM CHECK-INから直結している専用保安検査所が利用できます。対象の空港は以下のとおり。
国内線専用保安検査場がある空港一覧
伊丹空港では、ANA PREMIUM CHECK-INから直結してはいませんが、専用保安検査場が利用できます。
また国際線の場合は、成田空港ではプライオリティレーンやスターアライアンスゴールドトラック、羽田空港ではプライオリティレーンが利用可能です。
専用保安検査場の利用方法
利用するときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。
SFCのメリット⑩:預入手荷物の許容量が増える
国内線・国際線に搭乗するとき、手荷物の許容量(無料で預けられる手荷物の個数や重さ制限)を優待してくれます。
具体的にどの便を利用したときにこの特典が使えるかというと、
- ANAグループ便
- スターアライアンス便
- スターアライアンス コネクティングパートナーへの(からの)乗り継ぎ便
以上、3つのパターンです。
つぎに、具体的にどれだけ許容量が増えるかを解説していきますね。
国内線の場合
利用クラス | 一般会員 | SFC会員 |
普通席 | 20kg | 40kg |
プレミアムクラス | 40kg | 60kg |
SFC会員は、通常の一般会員の手荷物許容量にプラス20kgまで増えても大丈夫です。つまり、それぞれ『普通席:40kg』『プレミアムクラス:60kg』まで無料となります。
一般的な国内旅行で大量の荷物になることはあまりないとは思いますが、無料の範囲が広がるのは損ではありませんね。
国際線の場合
一般会員
クラス | 個数 | 重さ |
エコノミー | 2個 | 23kg |
プレエコ | 2個 | 23kg |
ビジネス | 2個 | 32kg |
ファースト | 3個 | 32kg |
SFC会員
クラス | 個数 | 重さ |
エコノミー | 3個 | 23kg |
プレエコ | 3個 | 23kg |
ビジネス | 3個 | 32kg |
ファースト | 4個 | 32kg |
※プレエコ=プレミアムエコノミークラス
国際線の場合は、許容量が1個プラスされます。
ただしスターアライアンス便・スターアライアンスコネクティングパート便利用時は、その航空会社の手荷物制度が適用され、優待は以下のとおりとなります。
- 個数制の場合:搭乗クラスの無料手荷物許容量『+1個無料』
- 重量制の場合:搭乗クラスの無料手荷物許容量『+20kg無料』
手荷物許容量の優待利用方法
手荷物を預けるときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。
SFCのメリット⑪:ANAラウンジが利用できる
ANAラウンジは、基本的に国内線プレミアムクラス、国際線ビジネスクラス以上の利用でないと入ることができません。
しかし、SFC会員であれば普通席、エコノミークラス利用時でもANAラウンジが利用できます。
利用できるラウンジは以下のとおり。
- 国内線利用時:ANAラウンジ
- 国際線利用時:ANAラウンジ+スターアライアンス加盟航空会社のラウンジ
これらが、本人と同行者1名まで無料で利用できるように!ANAラウンジは、とても上質な空間で、ゆっくりくつろいでフライト前の時間を過ごせます。
食事やお酒も無料で飲めるのでとても嬉しい特典です。クレジットカードを保有しているだけで利用できるラウンジとはレベルが違います。
-
航空会社&クレジットカード会社のラウンジを比較!圧倒的な違いとは?
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国内線ANAラウンジ
羽田 | 新千歳 | 仙台 | 小松 |
伊丹 | 関西 | 岡山 | 広島 |
松山 | 福岡 | 熊本 | 鹿児島 |
那覇 | ー | ー | ー |
成田ではANA ARRIVALラウンジ、中部ではセントレアエアラインラウンジ、宮崎ではラウンジ大淀が利用可能です。
国際線ANAラウンジ
羽田 | 成田 | 関西 |
その他、名古屋(中部)ではスターアライアンスラウンジが、さらにスターアライアンス加盟航空会社のラウンジも利用できます。
SFCのメリット⑫:優先搭乗ができる
ANA便やスターアライアンス加盟航空会社便を利用するとき、全路線において、搭乗クラスにかかわらず優先して機内に案内してもらえます。
ファーストクラス利用者やダイヤモンドメンバーのほうが先に案内されますが、1番利用者数が多い普通席やエコノミークラスよりも優先してくれます。
早く飛行機に乗れるだけなのですが、
- 窓際席を予約しているとき
- 機内持ち込みの荷物が多く、早めに荷物の場所を確保したいとき
などに大活躍です。あとは早く搭乗できる『優越感』、とかでしょうか・・・。
優先搭乗の利用方法
搭乗のときに、ANAマイレージクラブアプリ デジタルカードかステイタスカードを係員に提示すればOKです。(ANA公式ホームページより)
SFCのメリット⑬:預入手荷物受取りのとき優先される
ANA便およびスターアライアンス加盟航空会社を利用するとき、預け入れ手荷物に優先タグがつけられ、到着後に優先的に受け取ることができます。
預け入れ手荷物とは、機内には持ち込まず事前に空港のカウンターで預け、到着後空港で受け取る手荷物です。
以下のような優先タグが付けられており、到着後の手荷物受取りのとき優先的に手荷物が受け取れます。
手荷物受け取りって自分の荷物が出てくるまで、グルグルと回っているのを見ているだけですよね。そこで優先的に流れてくるので、無駄な時間が省けます。
到着後より早く行動ができるので、電車やバスの時間が迫っている場合に特に嬉しいサービスです。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のその他のメリット
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)の13大メリットを解説してきましたが、まだまだ解説するメリットが残っているんです!
- マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換できる
- アップグレードポイント
- 香港国際空港の優先レーン
- IHG・ANA・ホテルズグループでの優待
- マイカー・バレーの優待
- 羽田空港駐車場の優先予約
- スーパーフライヤーズ会員オリジナルネームタグ
- ダイアリー・カレンダー・手帳のプレゼント
- プレミアムメンバー限定ANAセレクション
- ライフスタイルマガジン「ana-logue」
以上、10個。先ほど特におすすめなメリットを13個もご紹介したばかりなのに、さらに10個もあります。
その他メリット①:マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換できる
50,000マイル以上の交換で、通常の1.6倍となる80,000コインに交換できます。
>>【ANA公式】マイルからANA SKYコインへ特別倍率で交換
ANA SKYコインとは、ANAウェブサイトで国内線・国際線航空券や旅行商品のお支払いにご利用いただける電子クーポンです。マイルのほか、他社ポイントをANA SKY コインに交換することも可能です。
しかし交換倍率は、ANAワイドゴールドカードを保有している場合と同率。なので、あまり大きなメリットはありません。
ANA SKYコインはマイルと少し違う点があり、活躍する場面もあります。
>>【関連記事】ANA SKYコインとANAマイルの違い【使うなら理解すべき】
しかし、やっぱりマイルは特典航空券で使ったほうが圧倒的にお得。正直なところ、ANA SKYコインへの交換はあまりおすすめではありません。
もし交換するなら、必ずANA SKYコインの使い方をマスターしてからがベストです。
その他のメリット②:アップグレードポイント
前年の1月~12月のANAグループ便の利用で獲得したプレミアムポイント数に応じて、アップグレードポイントがもらえます。
翌年度のプレミアムメンバー本会員にプレゼントされるポイントなので、SFCの家族会員はもらえません。
貯まったアップグレードポイントは以下のサービスに使うことができます。
ANA SKYコインにも交換することができるので、飛行機に乗るたびにマイルだけではなくコインも貯まるようになりますね。
>>【関連記事】ANA SKY コイン4つの貯め方【賢く貯めていきましょう】
その他のメリット③:香港国際空港の優先レーン
香港国際空港の出入国手続きにおいて、優先レーン(フリークエントビジターeチャンネル)が利用できます。
出張や旅行などで、香港へ行く機会が多い方は特にメリットがありますね。
利用条件
- 18歳以上であること
- 有効なパスポートまたはビザを保有していること
- ANAプレミアムメンバーであること(※ご同行者様は利用できません)
その他のメリット④:IHG・ANA・ホテルズグループでの優待
インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG)と、ANAとの共同ブランド、ANAホテルの利用時に優待をうけることができます。
>>【ANA公式】IHG・ANA・ホテルズグループジャパンでの優待
ベストフレキシブル料金から宿泊料金10%オフ、国内ホテルのレストランやバーが5~10%オフ、朝食無料サービスなどがあります。
対象のホテルグループ
インターコンチネンタル | ANAクラウンプラザホテル | ホリデイ・イン |
ホリデイ イン リゾート | ANAホテル | ー |
その他のメリット⑤:マイカー・バレーの優待
成田空港まで車でいった場合、提携駐車場サービス「マイカー・バレー」を優待料金で利用可能に!出発から帰国後マイカーに乗るまで、充実したサービスを優待価格で受けられます。
ちなみに帰国の際は、ANA ARRIVALラウンジでゆっくりくつろいでいると、ラウンジに隣接する専用車寄せまで車をもってきてくれます。
と呼び出しがあり、専用通路を通って車まで行けます。
その他のメリット⑥:羽田空港駐車場の優先予約
羽田空港第2ターミナル第3駐車場の予約を優先して受付してくれます。
羽田空港に車で行く場合、駐車場を確保しなければなりませんが、空きがあるか不安。そんなときに便利なのがこの特典ですね。
予約することで、確実に駐車場を確保できます。
利用方法
- 受付期間:利用日の30日前から当日(入庫希望時間の2時間前)まで
- 予約方法:駐車場予約サービスサイトで予約
その他のメリット⑦:スーパーフライヤーズ会員オリジナルネームタグ
スーパーフライヤーズカード入会記念に、オリジナルネームタグがプレゼントされます。
>>【ANA公式】スーパーフライヤーズ会員オリジナルネームタグ
以下の画像のようなタグがもらえます。特に申込みは不要で、SFC会員になると自動的に登録した住所に送られてきます。一度しかもらえないので大切に。
その他のメリット⑧:ダイアリー・カレンダー・手帳のプレゼント
スーパーフライヤーズカード会員(家族会員を除く)には、スーパーフライヤーズ会員限定手帳(またはレフィルのみ)および、カレンダー(壁掛け・卓上のいずれか)がもらえます。
計2点を選択してもらえます。
申込みは、ANAウェブサイト会員専用ページ「送付物のお届けと住所の変更」から可能です。だいたい11~12月にかけてプレゼントが届きます。
その他のメリット⑨:プレミアムメンバー限定ANAセレクション
プレミアムメンバー限定で、特別な体験やこだわりの商品が用意されています。
プレゼントではないのですが、他では味わえない特別な体験ができたり、ANAセレクションで人気のTUMIシリーズやCITIZENの時計などが用意されています。
その他のメリット⑩:ライフスタイルマガジン「ana-logue」
プレミアムメンバー向けのライフスタイルマガジン『ana-logue(エーエヌエー・ローグ)』が年3回届きます。
以下の画像のようなマガジンが、年3回届きます。もちろん、こんなのいらないよって方はもらわないとことも可能です。
SFCの本当のメリットは『家族カード』にある
SFCの本当の価値は『家族カード』の存在です。なぜならSFC家族カード会員でも、ANAプラチナステイタス級の数多くのサービスを受けることができるからです。
SFC家族カード会員は、単にANA SFCカード家族カードの申込みをすれば手に入ります。スーパーフライヤーズカード会員になるための条件の記事で解説したようなハードルはありません。
SFC本会員だけが受けられて、SFC家族会員だと受けることができない主なサービスは以下のとおり。(これだけです!)
- アップグレードポイントの付与
- カード更新時の継続ボーナスマイル
- 手帳&カレンダープレゼント
- ホテル・レストランの優待
つまり、特にメリットが大きい『予約関係の優先』『専用保安検査場』『ANAラウンジの利用』『優先搭乗』『手荷物受取優先』など空港や予約の関係では、、、
家族会員も本会員と同様のサービスを受けることができます!
具体的にどんな場面で家族カードの威力が発揮されるかみていきますね。
例えば、家族旅行に行く場合を考えてみます。SFC本会員と家族会員、子供2人、合計4人で行くとします。この場合、本会員と家族会員で2枚のSFCを持っているとします。
すると・・・
2人のSFCカード保有者がいるので、本会員・家族会員の2人と子供2人も同行者としてANAラウンジが利用できます。2人の子供はSFC会員でなくても、ANAラウンジが利用できるんです!
搭乗までの時間を、家族全員、ANAラウンジでゆったりくつろいで過ごすことができますね。
家族会員も上級会員資格と同等のサービスを受けることが可能なので、この点は絶大なメリットです。
ちなみに、スーパーフライヤーズカード(SFC)会員と同等のステイタス「プラチナメンバー」にはこのような『家族カード』の仕組みはありません。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のデメリット
メリットを数多くご紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。
- SFCを保有し続けるための年会費が必要
- SFCを発行するために多くの労力が必要
この2点。特に大きいデメリットは、②の『発行するために多くの労力が必要』という点です。
デメリット①:SFCを保有し続けるための年会費が必要
SFCはANAカードの一種で、クレジットカードです。つまり、年会費が必要が必要になってきます。
カードの種類 | 本会員年会費(税抜) | 家族会員年会費(税抜) |
一般カード | 10,250円 | 5,100円 |
ゴールドカード | 15,000円 | 7,500円 |
ゴールドカード(アメックス) | 31,000円 | 15,500円 |
ゴールドカード(ダイナース) | 28,000円 | 10,500円 |
プラチナカード(VISA) | 80,000円 | 4,000円 |
プラチナカード(JCB) | 70,000円 | 4,000円 |
プラチナカード(アメックス) | 150,000円 | 無料(4枚まで) |
プラチナカード(ダイナース) | 155,000円 | 無料 |
年会費無料のクレジットカードが多いので、それが必要となってしまうのはデメリットですね。年会費がかかるクレジットカードに抵抗がある方もいいかかも。
ただ、年間約1万円程度で維持できるカードもあるので、そこまで負担にはならないかと。むしろたった1万円程度で先ほど解説したメリットが受け続けられるのは、
デメリット②:SFCを発行するために多くの労力が必要
年会費よりも発行するためにたくさんの労力が必要なほうが大きなデメリット。
ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)会員になる条件とは?の記事でも解説していますが、SFC会員になるためのハードルが高いです。
具体的な条件は、
- 50,000プレミアムポイントを獲得し、ANAの上級会員プラチナメンバーとなる
- プラチナメンバー以上が申し込めるクレジットカード「SFC」を発行する
プレミアムポイントとは
ANAの上級会員を決めるためのポイントのこと。ANAやスターアライアンス便でのフライトで貯めることができます。
この『50,000プレミアムポイントを獲得』というのが曲者で、何度も何度も飛行機に乗る必要があります。
ちなみに、東京羽田⇔沖縄那覇1回の往復で貯まるプレミアムポイントは、通常『3,352』ポイントが最大です。
50,000プレミアムポイントを貯めるには、8回も往復しなければならない計算になります。
しかし、先ほど解説した魅力的な特典を手に入れるのを目的にフライトを繰り返す方も多いです。これを「SFC修行」をと呼んだりもします。
スーパーフライヤーズカード(SFC)をゲットするのに必要なプレミアムポイントを貯めるために、とにかくたくさんのフライトを繰り返します。
以下のSFC修行の記事では、スーパーフライヤーズカードを手に入れるためにどれだけのフライトが必要なのかも含めて解説しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
-
SFC修行とは?費用・必要マイル数まで徹底解説
ANAスーパーフライヤーズカードや上級会員のことを調べていると、必ず出てくるのが『SFC修行』なるもの。 でもみんなSFC修行って言うけど、 SFC修行とはいったいなんだろう。何をするの ...
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まとめ:SFCはメリット満載!でもハードルも高い
ここまでANAスーパーフライヤーズカード(SFC)のメリット&デメリットについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。
今回の記事のポイントをまとめると、
- ANA SFCは様々なメリットがある魅力的なカード
- SFCの最大のメリットは『家族カード』にある
- SFCのデメリットは、取得のハードルが高いこと
以上、3つです。
ANA SFCは獲得のハードルはとても高いです。
しかし1回取得してしまえば、年会費を払いカードを保有し続ける限り、ANAプラチナ会員とほぼ同等のサービスが受けられる素晴らしいメリットがあります。
そんな魅力的なSFCを手に入れるためには、東京羽田⇔沖縄那覇を8往復するくらい飛行機に何度も乗る必要があります。
もちろん、お金がたくさん必要です。ざっと見積もっても、少なくとも50万円程度のお金が必要になります。
でも・・・
なるべくお金をかけない方法、あります。
それは、ANAマイルとANA SKYコインを活用する方法です。このあたりは、以下の記事で詳しく解説しているので興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
-
SFC修行とは?費用・必要マイル数まで徹底解説
ANAスーパーフライヤーズカードや上級会員のことを調べていると、必ず出てくるのが『SFC修行』なるもの。 でもみんなSFC修行って言うけど、 SFC修行とはいったいなんだろう。何をするの ...
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