ANAカード中、中間グレード的なものがANAワイドカード。
一般カードでもなく、ゴールドカードでもないグレードにしたい場合、選択肢になってきます。
でも正直なところ、
ANAワイドカードっていろいろな種類があって、どれを選べればいいのかわからない。一般・ゴールドカードとの違いも知りたいなぁ。
こう悩んでしまうのではないでしょうか?
ANAワイドカードっていろんな種類があるし、一般カードやゴールドカードとの違いもわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、数多くのANAカードを調べてきましたマイラーのたかやん(@milesensei33)
が、
ANAワイドカードを比較し、普通・ゴールドカードとの違いも解説していきます。
この記事でわかること
- 【結論】おすすめのANAワイドカード
- ANAワイドカードを全種類ご紹介
- 基本スペック
- 海外旅行保険
- ボーナスマイル・特典・ラウンジ・電子マネー
- ANAワイドカードのデメリット
- ANAワイドカードと一般・ゴールドとの違いを比較
- 【おまけ】ANAワイドカードのQ&A
記事の信頼性
この記事を書いている私は、ANAマイルを貯めはじめて5年。ANAカードを使ったり、飛行機に乗ったりしてマイルを貯めてきました。
ちなみに、2024年11月現在のANAマイル口座残高を公開すると・・・
- ANAマイル:414,421マイル
しっかりとした経験をもとに、記事を書いています。
この記事は7分ほどで読み終わります。
ANAワイドカードの特長を項目ごとに比較。一般やゴールドカードとの違いも解説します!総合的なおすすめカードもわかるのでぜひご覧ください。
【結論】おすすめのANAワイドカード
そもそもANAワイドカードは、『一般カード』と『ゴールドカード』の中間くらいのクレジットカードというイメージでOK!
まずは気になるおすすめのANAワイドカードをいきなりお伝えしておきますね。
おすすめは、
ANA JCB ワイドカード
この1枚、ANA JCB ワイドカードです。理由はとっても簡単で、
ANAワイドカードを比較していきますが、正直なところ他のワイドカードはあまりおすすめしません・・・。おすすめのANAカードが一番知りたいって方は、以下の記事をどうぞ!
-
全種類の比較でわかった!マイルが貯まるおすすめANAカード7選【2020年1月版】
ANAカードっていろいろあるけど、どれがおすすめなんだろう。こうお悩みではありませんか?この記事では、ANAカードを数多く使ってきた私がおすすめの7枚をご紹介します。選び方で迷っている方必見です。
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ANAワイドカードを全種類ご紹介
まずは、ANAワイドカードにどんな種類のカードがあるのかを簡単にご紹介しておきます。
以下のとおりです。
- ANA VISA ワイドカード
- ANA マスター ワイドカード
- ANA JCB ワイドカード
3つのANAワイドカードです。ANA一般カードは9種類もあったので、それと比べるとずいぶん少ないですね。
ANA VISA ワイドカード
- ANAワイドカードの基本
- 世界中で使えるメリットあり
- 基本のマイル還元率は0.5%
項目 | 内容 |
年会費 | 7,250円(税抜) |
マイル還元率 | 0.5~1% |
マイル移行手数料 | 6,000円(税抜) |
付帯保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ | なし |
電子マネー | Apple Pay / iD / Edy(※チャージでマイルは貯まりません。) |
その他特徴 | 初年度年会費あり |
>>【公式】ANA VISA ワイドカードの詳細をチェックする
ANA マスター ワイドカード
- VISAと並び基本中の基本のANAカード
- 世界中で使えるメリットあり
- 基本のマイル還元率は0.5%
項目 | 内容 |
年会費 | 7,250円(税抜) |
マイル還元率 | 0.5~1% |
マイル移行手数料 | 6,000円(税抜) |
付帯保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ | なし |
電子マネー | Apple Pay / iD / Edy(※チャージでマイルは貯まりません。) |
その他特徴 | 初年度年会費あり |
>>【公式】ANA マスター ワイドカードの詳細をチェックする
ANA JCB ワイドカード
- 日本のJCBブランド
- 国内外で多彩なサービスあり
- 基本のマイル還元率は0.5%
項目 | 内容 |
年会費 | 7,250円(税抜) |
マイル還元率 | 0.5~1% |
マイル移行手数料 | 5,000円(税抜) |
付帯保険 | 最高5,000万円 |
ラウンジ | なし |
電子マネー | Apple Pay / Quick pay / Edy(※チャージでマイルは貯まりません。) |
その他特徴 | 初年度年会費あり |
>>【公式】ANA JCB ワイドカードの詳細をチェックする
ANAワイドカードの基本スペック
つぎに、ANAワイドカード(3種類)の基本的なスペックを解説していきますね。
ポイントは以下のとおり。
- カード年会費
- マイル還元率
- マイル移行手数料
年会費
まずは気になるカードの年会費から比較していきます。(※すべて税抜です。)
種類 | 年会費 | 家族カード | 初年度 |
VISA | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
Mastercard | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
JCB | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
ANAワイドカードの基本的な年会費は、
- 本会員:7,250円(税抜)
- 家族会員:1,500円(税抜)
と覚えておきましょう。結論は、3種類のカードで違いはないということです。
おすすめのANAワイドカード【年会費】
年会費のみに注目すると、3種類のカードで差はありません。
マイル還元率
ANAワイドカードを使う以上、貯まるANAマイルは気になりますよね。そこでクレジットカード決済時の基本マイル還元率を表にまとめておきます。
(※マイル還元率1%は100円につき1マイル貯まるイメージです)
種類 | マイル還元率 | その他 |
VISA | 0.5~1% | ー |
Mastercard | 0.5~1% | ー |
JCB | 0.5~1% | ー |
ANAワイドカードのマイル還元率は、
- 通常:0.5%
- マイル移行手数料を払う:1%
基本はこのように把握しておけばOK!マイル移行手数料は次の見出しで解説しますね。
ANA一般カードであれば、『Suica』『PASMO』『nimoca』(※交通系電子マネー)へのチャージでもマイルが貯まるカードがありましたが、ワイドカードではなくなっています。
おすすめのANA一般カード【マイル還元率】
マイル還元率のみに注目すると、3種類のカードで差はありません。
マイル移行手数料
マイル移行手数料をざっくり説明すると、マイル還元率1%にするための手数料です。移行する年度ごとにかかってきます。
ANAワイドカードでは、1,000円につき1ポイント(各カードのもの)が貯まり、それをANAマイルに移行する形になります。
ココに注意
ANAワイドカードでの決済で、直接ANAマイルは貯まりません。
手数料の有無は、その1ポイントが『5マイル』か『10マイル』かの違いです。
- 手数料なし:1,000円=1ポイント=5マイル(0.5%)
- 手数料あり:1,000円=1ポイント=10マイル(1%)
となります。ありとなしでは還元率が大きく違うので、クレジットカード決済でANAマイルを貯めたい方は必須の手数料です。
このマイル移行手数料、カードブランドでコストが違うので表にまとめておきますね。
種類 | マイル移行手数料(年度) | マイル還元率 |
VISA | 6,000円 | 1% |
Mastercard | 6,000円 | 1% |
JCB | 5,000円 | 1% |
ANAワイドカードのマイル移行手数料は、
- VISA/Mastercard:6,000円
- JCB:5,000円
と覚えておきましょう。
おすすめのANAワイドカード【マイル移行手数料】
マイル移行手数料に注目すると、JCBブランドがおすすめです。
ANAワイドカードの海外旅行保険
つぎにANAワイドカードの付帯保険の補償内容をみていきましょう。
付帯保険は使う可能性が高いものと低いものがあるので、
- 【高い】傷害疾病治療費用・賠償責任・携行品損害
- 【低い】傷害死亡・傷害後遺障害・救援者費用
『賠償責任』『携行品損害』『救援者費用』とかが、どんな補償をしてくれるのかわからない!って方は、まず以下の記事をどうぞ。
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海外旅行保険とは?補償項目や内容を把握しよう!
初めて海外旅行で保険に入ろうか検討中!でも、そもそも海外旅行保険って?どんな補償内容があるんだろう。 海外旅行保険について詳しく知りたいんだけど・・・。 この悩み、解決します! &nbs ...
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傷害疾病治療費用・賠償責任・携行品損害
簡単に言うと、
- 自分がケガや病気をしたとき
- 他の人に損害を与えてしまったとき
- 持ち物を盗まれたとき
の補償になるので、使う可能性は高くなりますね。それでは具体的に補償内容をみていきましょう!以下のとおりです。
種類 | 傷害・疾病治療費用 | 賠償責任 | 携行品損害 |
VISA | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
Mastercard | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
JCB | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
ちなみに、傷害・疾病治療費用が150万ってのはかなり心細いので、年会費無料のエポスカードで安心をプラスするのがおすすめです。
エポスカードの補償内容はすごいので、一度ご覧になってみてくださいね!
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エポスカードの海外旅行保険。無料でこの内容は破格【あって損なし】
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傷害死亡・傷害後遺障害・救援者費用
簡単に言うと、
- 自分が事故など死亡したとき
- 自分がケガなどをして家族に来てもらったとき
の補償になります。先ほどの補償と比べると、事故・ケガのレベルが重大になるので、使う可能性はより低くなりますね。
それでは具体的に補償内容をみていきましょう!以下のとおりです。
種類 | 傷害死亡・傷害後遺障害(国内外) | 救援者費用 |
VISA | 最高5,000万円 | 100万円 |
Mastercard | 最高5,000万円 | 100万円 |
JCB | 最高5,000万円 | 100万円 |
最高5,000万円という数字だけみるとかなり充実してそうですが、そんなに傷害死亡・傷害後遺障害の補償を使う機会なんてありません。
おすすめのANA一般カード【付帯保険】
付帯保険に注目すると、3種類のカードで差はありません。
ANAワイドカードのボーナスマイル・特典・ラウンジ・電子マネー
以下の項目を比較してみます。
- ボーナスマイル
- 特典・ラウンジ
ボーナスマイル
ANAワイドカードのボーナスマイルを比較していきます。マイルを貯めたい方が多いと思うので、気になるポイントですね!
種類 | 入会ボーナス | 継続ボーナス | 搭乗ごとのボーナス |
JCB | 2,000マイル | 2,000マイル | フライトマイル+25% |
VISA | 2,000マイル | 2,000マイル | フライトマイル+25% |
Mastercard | 2,000マイル | 2,000マイル | フライトマイル+25% |
比較っぽく表にしてみましたが、
おすすめのワイドカード【ボーナスマイル】
ボーナスマイルに注目すると、どれも差はありません。
特典・ラウンジ
つぎにおまけ的なANAワイドカードの代表的な特典を比較していきます。
特典の詳細を解説すると膨大な文字数になってしまうので、公式ページへのリンクを貼っておきました!ご活用くださいね!
種類 | ビジネスクラス・チェックインカウンター | 提携カード会社のラウンジ | 機内販売での割引 | ANA FESTAでの割引 |
VISA | 〇 | ー | 10% | 5% |
Mastercard | 〇 | ー | 10% | 5% |
JCB | 〇 | ー | 10% | 5% |
ANA一般カードと違うところは、『ビジネスクラス・チェックインカウンター』の有無くらいです。
おすすめのANAワイドカード【特典・ラウンジ】
特典・ラウンジに注目すると、3種類のカードで差はありません。
ANAワイドカードのデメリット
デメリットは以下のとおり。
- 付帯保険が充実していない
- 空港ラウンジが使えない
- 維持コストが高い
付帯保険が充実していない
とても残念なのですが、ANAワイドカードの付帯保険は全然充実していません。
まず先ほども付帯保険の内容を見ましたが、重要なポイントを再度掲載しておきます。
種類 | 傷害・疾病治療費用 | 賠償責任 | 携行品損害 |
VISA | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
Mastercard | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
JCB | 150万円 | 2,000万円 | 50万円 |
使う可能性が高い補償項目のみ並べてますが、『傷害・疾病治療費用』が150万ってのがかなり心細い。
なので、
これだけだと大切さがわからないかもしれないので、実際にあった治療・救援費用の例をみてましょう。
ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データから抜粋して事例をご紹介すると、
国・都市 | 事故の内容 | 治療・救援費用 |
ハワイ | ホノルル空港到着後に発熱があり受診。肺炎・敗血症と診断され9日間入院。家族が駆けつける。 | 897万円 |
ハワイ | ディナークルーズで食事を喉に詰まらせ救急車で搬送。食物の誤嚥と診断され3日間入院。家族が駆けつける。 | 372万円 |
アメリカ | 体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。 | 2,528万円 |
アメリカ | 発熱・咳の症状で受診。肺炎と診断され8日間入院。 | 683万円 |
シンガポール | クルーズ中に嘔吐・吐血、下船し救急車で搬送。胃炎と診断され7日間入院。家族が駆けつける | 440万円 |
オーストラリア | レストランで転倒し腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術。家族が駆けつける看護師が付き添い医療搬送 | 388万円 |
タイ | スピードボードに乗船中に転倒し、腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され8日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。 | 327万円 |
これらはすべて実際にあった事例。
ケガや病気の治療にかかった費用以外も含まれた金額(実際に支払われた金額)ですが、治療費だけで、3~7日間の入院でも400万円前後の費用が発生することもあります。
デメリット対策
必ず他の海外旅行保険と併用するようにしましょう。
海外旅行保険なら『エポスカード』あたりが最高におすすめです。
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理由は、
- 年会費が無料
- 傷害治療費200万円が自動付帯
- 疾病治療費用270万円が自動付帯
これにANAワイドカードの保険を加えれば、必要最低限の金額はクリアかなと。
エポスカードはCMでもよく見かけますし、多くの方が持っているカードです。年会費も無料で発行しやすいので、持っていて損はありません。
エポスカードのことをもっと詳しく
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空港ラウンジが使えない
ANAワイドカードは『フライトマイルボーナスが25%』付与されるので、飛行機をよく利用する方向けです。しかし、飛行機を利用する方向けなのに、
年会費もANA一般カードと比べるとかなりお高めになっているので、空港ラウンジくらい使えるようにしていただきたいです。
種類 | 年会費 | 家族カード | 初年度 |
VISA | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
Mastercard | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
JCB | 7,250円 | 1,500円 | かかる |
維持コストが高いのに特典が少ない
維持コスト(年会費+マイル移行手数料)が高い割りに、特典が少ないのが最大のデメリット。
維持コストを各グレード別に比較してみます。
維持コスト
項目 | 一般カード | ワイドカード | ゴールドカード | プラチナカード |
本会員 | 2,000円(初年度無料) | 7,250円 | 14,000円 | 70,000円~ |
マイル手数料(JCB) | 5,000円 | 5,000円 | 無料 | 無料 |
マイル手数料(VISA) | 6,000円 | 6,000円 | 無料 | 無料 |
マイル手数料(マスター) | 6,000円 | 6,000円 | 無料 | 無料 |
初年度合計 | 5,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 | 70,000円~ |
2年目以降合計 | 7,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 | 70,000円~ |
※AMEXとダイナースブランドを除く
マイル移行手数料は移行するごとに必要になってくるものですが、ここでは毎年移行するものとして考えています。さすがに、年会費が安いのは一般カードです。
そして注目していただきたいのが、ワイドカード『12,250円~』とゴールドカード『14,000円』の維持コストの差です。たった2,000円ほどの差しかありません。
ゴールドカードなら、
- 空港ラウンジが使える
- 付帯保険が充実する
ので、そちらのほうが圧倒的にコスパがいいです。
ちなみに、ANA VISAゴールドカードなら維持コストが9,500円にまで抑えられるので、もはやワイドカードの意味・・・って感じです。
ANAワイドカードと一般・ゴールドとの違いを比較
ANAワイドカードと一般カード・ゴールドカードとの違いで、特に重要なポイントを3つ解説していきます。
- 年会費+マイル移行手数料
- マイル還元率とボーナス
- 付帯保険
年会費+マイル移行手数料
まず年会費とマイル移行手数料を比較してみますね。
項目 | 一般カード | ワイドカード | ゴールド |
本会員 | 2,000円(初年度無料) | 7,250円 | 14,000円 |
マイル手数料(JCB) | 5,000円 | 5,000円 | 無料 |
マイル手数料(VISA) | 6,000円 | 6,000円 | 無料 |
マイル手数料(マスター) | 6,000円 | 6,000円 | 無料 |
初年度合計 | 5,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 |
2年目以降合計 | 7,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 |
※AMEXとダイナースブランドを除く(以下同様)
マイル移行手数料はANAマイルをたくさん貯めたいなら必須!ここでは手数料を払うものとして考えますね。
年会費の差は以下のとおり。
- ワイドカードと一般カードの差:5,250円~
- ワイドカードとゴールドカードの差:1,750円~
年会費の差は確実に把握しておいてくださいね。次からサービスの差を比較するので、
マイル還元率とボーナス
マイル還元率とボーナスを比較していきます。
項目 | 一般カード | ワイドカード | ゴールドカード |
マイル還元率 | 1% | 1% | 1% |
入会ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイル+10% | フライトマイル+25% | フライトマイル+25% |
年会費 | 7,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 |
※AMEXとダイナースブランドを除く
特に注目していただきたいのが、ワイドカードと一般カードのボーナスマイルの差です。
入会・継続ボーナスは1,000マイルの差しかないうえ、決済によるマイル還元率は同じ。
飛行機に何度も乗るなら『搭乗ごとのボーナス』が違ってきますが、ANAカード決済でコツコツマイルを貯めたいなら一般カードがおすすめ!
もし飛行機に何度も乗るなら、空港ラウンジや付帯保険が充実したANAゴールドカードの方が圧倒的におすすめです。
付帯保険
付帯保険を比較していきます。
項目 | 一般カード | ワイドカード | ゴールドカード |
傷害・疾病治療費用 | ー | 150万円 | 150~300万円 |
賠償責任 | ー | 2,000万円 | 3000万~1億円 |
携行品損害 | ー | 50万円/回・100万円限度 | 50万円/回・100万円限度 |
救援者費用 | 最高100万円 | 100万円 | 100~400万円 |
年会費 | 7,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 |
特に注目していただきたいのが、ワイドカードと一般カードの差。年会費が5,250円も違うのに、全然充実度が高まりません。
先ほどご紹介した年会費無料のエポスカードを持っていたほうが100倍まし。
ANAゴールドカードがおすすめな場合
ANAワイドカードよりもANA一般カードの方がコスパがよくておすすめですが、ゴールドカードはどんなときにおすすめなのかを解説していきます。
- 飛行機にたくさん乗るし
- ANAカード決済でもコツコツとマイルを貯めたい
という方は、ANAゴールドカードのほうがおすすめ。
項目 | 一般カード | ワイドカード | ゴールドカード |
マイル還元率 | 1% | 1% | 1% |
入会ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | フライトマイル+10% | フライトマイル+25% | フライトマイル+25% |
傷害・疾病治療費用 | ー | 150万円 | 150~300万円 |
賠償責任 | ー | 2,000万円 | 3000万~1億円 |
携行品損害 | ー | 50万円/回・100万円限度 | 50万円/回・100万円限度 |
救援者費用 | 最高100万円 | 100万円 | 100~400万円 |
空港ラウンジ | ー | ー | 〇 |
年会費 | 7,000円~ | 12,250円~ | 14,000円 |
フライトボーナスマイル・付帯保険・空港ラウンジなどを考えると、この年会費の差であればANAゴールドカードの充実度が高いです。
ちなみに、ANA VISAゴールドカードなら維持コストが9,500円にまで抑えられるので、もはやワイドカードの意味・・・って感じです。
【おまけ】ANAワイドカードのQ&A
ANAワイドカードに関するQ&Aをご用意したので、ご活用ください。
- Q:一番のメリットは?
- Q:審査基準は?
- Q:学生でも発行できる?
- Q:家族カードは発行できる?
- Q:ANA一般カードからの切り替えはできる?
Q:一番のメリットは?
一番のメリットは、フライトマイルボーナスがANA一般カードよりも多いところです。飛行機に何度も乗るならANAワイドカードがおすすめ。
Q:審査基準は?
各ANAワイドカードの申し込み資格は以下のとおりです。
ブランド | 申込資格 |
VISA | 満18歳以上の方(高校生・大学生は除く)※未成年の方は親権者の同意が必要。 |
Mastercard | 満18歳以上の方(高校生・大学生は除く)※未成年の方は親権者の同意が必要。 |
JCB | 18歳以上(学生不可)で、本人または配偶者に安定継続収入のある方。 |
ANAワイドカードの審査に通るには?
ANAワイドカードの審査を通過するコツを4つ解説します。
- キャッシング枠をなしにする
- 直近で他のカード発行している場合は時間をあける
- 固定電話があれば記入する
- 借入れはすべて返済しておく
以上4つを心がければ、ANAワイドカードの審査はグッと通りやすくなります。
Q:学生でも発行できる?
学生はANAワイドカードを発行できません。先ほどの申込資格には『高校生・大学生は除く』『学生不可』の文字が入っています。
学生が発行できるANAカードは?
以下の3つのクレジットカードが発行可能です。
- ANAカード(学生用)VISAカード
- ANAカード(学生用)マスターカード
- ANAカード(学生用)JCBカード
Q:家族カードは発行できる?
3種類のカードすべて発行可能です。
Q:ANA一般カードからの切り替えはできる?
切り替え可能ですが、ブランド・グレードで切り替え方法に違いがあります。
まとめ:ANAワイドカードは微妙!一般かゴールドがおすすめ
今回の記事のポイントをまとめます。
- ANAワイドカードは正直あまりおすすめしない
- デメリットは年会費の割りにサービスが少ないところ
- ANAワイドカードを発行するならゴールドカードのほうがおすすめ
この3つです。
特に覚えておきたいのが、もしANAワイドカードを発行するくらいなら『ANA VISA ワイドゴールドカード』を発行しましょう。
なぜなら、年会費+マイル移行手数料の維持コストが9,500円(税抜)まで低くできるからです。
もしANAマイルをもっとたくさん貯めたいなら、、、
飛行機によく乗る方、ショッピングが多い方など、人それぞれ使い方が違います。使う場面ごとにお得なJALカードも違うので、ぜひおすすめを把握しておきましょう!
このあたりは、以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご一緒にご覧ください。
-
全種類の比較でわかった!マイルが貯まるおすすめANAカード7選【2020年1月版】
ANAカードっていろいろあるけど、どれがおすすめなんだろう。こうお悩みではありませんか?この記事では、ANAカードを数多く使ってきた私がおすすめの7枚をご紹介します。選び方で迷っている方必見です。
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