海外旅行に行くなら、保険は必要。
多くの方がこう感じていらっしゃると思います。
でも、必要とはいうものの・・・
こう疑問に感じてしまいますよね。
私自身、海外旅行のときの補償金額をそんなに気にしていなかった時期があります。保険があればいいやーくらいの感じです。
でも海外旅行保険のことを調べているうちにそんな考えは一変しました。
海外旅行保険って必要な分だけ用意するのがベスト!
そこでこの記事では、これまで何度も海外旅行にいった経験があるたかやん(@milesensei33)が、
この記事でわかること
- 海外旅行保険の補償金額はいくら必要なのか(まとめ)
- 疾病・傷害治療補償
- 個人賠償責任補償
- 救援者費用補償
- 携行品損害補償
- 死亡・後遺障害補償
- 必要な補償金額を無料で上乗せする方法
必要な金額を把握しておくことは、これから海外旅行保険に加入するときにも役立つ知識。
この記事をご覧いただければ、「どのくらいの費用を想定すべきか?」の点から海外旅行保険で必要な補償金額がわかります。
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結論!海外旅行保険で補償金額はいくら必要か
早速ですが、結論からです!
海外旅行保険で補償額がいくら必要かというと・・・
- 疾病・傷害治療補償:最低400~600万円
- 個人賠償補償:2,000万円
- 救援者費用:300万円
- 携行品損害:30万円
- 死亡補償:1,000万円or1億円以上
1から順番に、海外旅行保険で金額を重視すべき項目ですつぎに、各補償項目について詳しく内容を解説していきます。
もしもこの段階で『救援者費用』や『携行品損害』などがどんな補償内容なのかわからない場合は、以下の記事をチェックしてみてください。
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海外旅行保険とは?補償項目や内容を把握しよう!
初めて海外旅行で保険に入ろうか検討中!でも、そもそも海外旅行保険って?どんな補償内容があるんだろう。 海外旅行保険について詳しく知りたいんだけど・・・。 この悩み、解決します! &nbs ...
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疾病・傷害治療補償の必要金額の目安
海外旅行保険で1番重要なのは、疾病・傷害治療補償額。一体いくら必要なのかというと、
- 最低でも300~600万は必要
- できれば1,000万は確保したい
こんな相場感です。海外旅行保険の最重要ポイントなのでここは重点的に解説しますね。
そもそも疾病・傷害治療補償では、海外旅行先で病気やケガをしてしまった場合に、かかった治療費を補償してくれます。
多少の風邪なら大丈夫かもしれませんが、放ったらかしにしておくと大変なことになるかもしれません。
海外の医療事情は様々で、日本のように健康保険が効かないため、ほとんどが自己負担・・・。なので医療費はかなりの高額になります。
保険会社の調査でも、海外旅行保険のなかで最も請求が多いのが病気やケガに関するトラブル。
実際にどんな場合に補償してくれるのか、具体例を挙げておきますね。ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データから抜粋して事例をご紹介します。
国・都市 | 事故の内容 | 治療・救援費用 |
ハワイ | ホノルル空港到着後に発熱があり受診。肺炎・敗血症と診断され9日間入院。家族が駆けつける。 | 897万円 |
ハワイ | ディナークルーズで食事を喉に詰まらせ救急車で搬送。食物の誤嚥と診断され3日間入院。家族が駆けつける。 | 372万円 |
アメリカ | 体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。 | 2,528万円 |
アメリカ | 発熱・咳の症状で受診。肺炎と診断され8日間入院。 | 683万円 |
シンガポール | クルーズ中に嘔吐・吐血、下船し救急車で搬送。胃炎と診断され7日間入院。家族が駆けつける | 440万円 |
オーストラリア | レストランで転倒し腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術。家族が駆けつける看護師が付き添い医療搬送 | 388万円 |
タイ | スピードボードに乗船中に転倒し、腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され8日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。 | 327万円 |
これらはすべて実際にあった事例です。ケガや病気の治療にかかった費用以外も含まれた金額(実際に支払われた金額)ですが、治療費だけで、3~7日間の入院でも400万円前後の費用が発生することもあります。
もう一つ、ある保険会社のデータを載せておきます。実際に保険金が払われたケースと、全件に占める割合です。
保険金の支払い額 | 全契約件数に占める割合 |
300万円 | 0.007% |
500万円 | 0.004% |
1,000万円 | 0.002% |
こうやってみると、300万円以上の補償が必要になるケースはほとんどない感じです。とはいえ、絶対に起こらないという保証はなりませんよね・・・。
万が一実際にかかった治療費用が保険の補償額を上回ったら、、、そう自己負担です。
そのため、疾病・傷害治療補償額は少なくとも400〜600万、できれば1,000万円くらい確保するのが望ましいです。その理由はいたってシンプル!
保険会社が示している補償金額400~600万円くらいの事故だと、誰もが遭遇する可能性が高く、それをカバーするのに必要な金額だから
つまり、起きる可能性がより高いものを補償する金額は確保しておきましょうということ。繰り返しになりますが、国や病気・ケガの程度によって異なるので、絶対安心とまでは言い切れません・・・。
1000万円単位の医療費が必要な大事故になる可能性も0ではないので、できれば1,000万としています。(確率的にはかなり低くいです。)
もちろん、万が一のことを考えて万全を期すなら、補償額は1,000万円でも2,000万円でもなるべく高いほうがいいかもしれません・・・。
ただ保険料が高くなってしまうので予算との相談ですね。
個人賠償責任補償の必要金額の目安
海外旅行保険では個人賠償責任補償も重要ポイントです。一体いくら必要なのかというと、
- 2,000万あれば十分
こんな相場感です。
そもそも個人賠償責任補償とは、他人の身体を傷つけてしまったり、他人のものを破損させてしまったりして、賠償責任を負った時の補償です。
実際にどんな場合に補償してくれるのか、具体例を挙げておきますね。実際にかかった金額もあわせて損保ジャパン日本興亜のサイトからご紹介します。
国・都市 | 事故の内容 | 賠償費用 |
フランス | ホテルでバスタブのお湯をあふれさせ、階下と周囲の部屋が使用できなくなったことで、ホテル側から損害の賠償を求められた。 | 1,200万円 |
インドネシア | 椅子の上に置いてあった他の旅行客のカメラとコンピュータを落としてしまい破損。損害の賠償を求められた | 10万円 |
調べる限りだと、このホテルのバスタブの例が1番高額です。思わぬ高額請求になってしまうこともあるので、見逃せない補償項目ですね。
なので、補償金額は2,000万円あれば十分かなと。クレジットカードの補償でも2,000万円というのが多いので、特にプラスするポイントではありません。
救援者費用補償の必要金額の目安
海外旅行保険の中でも見落とがちなのが、救援者費用補償額。一体いくら必要なのかというと、
- 最低でも300万は必要
だいたいこれくらいが目安の相場感です。
まずそもそも救援者費用とは、旅行中に遭難したり、入院した場合に、捜索救助費用、および救援者を派遣するための交通費等の費用を補償する保険です。
救援者3名まで、かつ救援者1名につき14日分を限度としているものが多いです。救援者費用は300万円くらいあれば多くの場合で対応可能です。
少し具体例をみていきます。実際にかかった金額もあわせて損保ジャパン日本興亜のサイトからご紹介します。
アメリカに滞在中に咳と吐き気で受診したところ、急性心筋こうそくと診断され、そのまま入院した。救援のため、日本から家族がかけつけた。
この事例で救援者費用は約300万円。たくさんの費用負担が発生する場合があるので、甘くみていてはいけません。
おおよその目安ですが、救援者1名につき渡航費用・滞在費など50〜60万かかるとしても、3名で150〜180万円です。
携行品損害補償の必要金額の目安
海外旅行中の携行品損害はよくあるのではないでしょうか。一体いくら必要かというと、
- 30万もあれば十分
こんな相場感です。
携行品損害補償は、自分の持ち物に関するトラブルに対する補償。カメラ、スマホ、時計などの持ち物の紛失や盗難を補償してくれます。
海外旅行先では、物をなくしたり盗難にあったりする確率は日本よりも格段に高いです。この補償があるととっても安心!
これも具体例を挙げておきますね。
デンマークで買い物中、リュックサックを開けられて、中に入っていたデジタルカメラ等を盗まれた。
こんな場合に補償してくれます。
ただし免責額があるケースが多いので注意しておきましょう。ざっくりと説明すると、免責額3,000円だと、損害が3,000円以下の場合は補償されないよーということ。
旅行中に何百万円もする高価なものを身に付ける方は少ないはず。なので、30万円もあれば十分!
ココに注意
携行品損害補償は、紛失した場合は対象外。補償は1個あたり5万、10万円が限度といった具合に上限があるものがほとんどです。
死亡・後遺障害補償の必要金額の目安
この補償は、海外旅行保険で一番強調されることが多いです。一体いくら必要かというと、
- 1億円以上 or 1,000万円
こんな相場感です。
そもそも死亡・後遺障害に関する補償は、ケガで死亡または後遺障害を負った場合の補償です。これは個人の状況によって必要金額が異なってきます。
例えば、
- 家族がいて、お子さんがいらっしゃる方は生活費・養育費などそれなりの金額が必要
- 一方そうでない方は少なくて済む場合もある
このように、そのときの個人の状況によって様々なケースが考えられ、必要な補償金額も変わってきます。上記2つのケースだと、だいたいの目安として以下の金額があればOK。
- 1の場合:少なくとも1億円以上
- 2の場合:少なくとも1,000万以上
これくらいがおすすめです。
クレジットカードの付帯保険では、最高1億円、5,000万円など、この部分が1番強調されることが多いですが、本当に重視すべき点なのかを考えるようにしましょう。
ココに注意
強調されるのは、死亡補償の金額ですが、起こる確率は病気やケガのほうが圧倒的に多く、死亡補償が充実していても、疾病・傷害治療補償が少ないと役に立たないので注意が必要。
必要な補償金額を無料で上乗せする方法
海外旅行保険の必要な補償金額を無料で上乗せする方法はとってもシンプル。
海外旅行保険が付帯した、年会費無料のクレジットカードを発行する
たったこれだけでOK。無料で海外旅行保険を充実させることができます。もちろん疾病・障害治療費用の補償もOK!
この方法で上乗せできる理由は簡単。海外旅行保険付クレジットカードを複数持っている場合、、、
ただし、合算されるのは異なるカード会社が発行する場合に限ります。
例えば、年会費無料で海外旅行保険が充実した『エポスカード』と『REX CARD』の2枚の場合、『エポス』と『ジャックス』で発行会社が異なるので合算可能。
もう一つの注意点として、死亡補償は合算できないということを覚えておきましょう。クレジットカードの海外旅行保険で強調されることが多い補償です。
合算されず、補償金額が一番多いもの1つのみが適用されます。例えば、①1億円②1,000万の補償であれば、①1億円のみが適用されます。
- 死亡補償・・・一番高い補償の金額が限度額
- それ以外・・・合算可能
ただし、クレジットカードによって異なることがあるので、事前の確認は必ずやっておきましょう。
海外旅行保険で1番重要な傷害・疾病補償が合算可能なため、年会費が無料で、海外旅行保険が充実しているクレジットカードを複数持つと、それだけで必要な保険がカバーできます!
こう感じると思いますが、結論は『エポスカード』の海外旅行保険が最強です。
なぜなら、海外旅行保険で一番重視すべき『傷害・疾病治療費用』の補償が充実しているから。具体的にエポスカードの補償をみていきます。
- 傷害治療費用:200万円
- 疾病治療費用:270万円
改めて具体例を挙げておきますね。ジェイアイ傷害火災保険の海外旅行保険事故データから抜粋して事例をご紹介します。
国・都市 | 事故の内容 | 治療・救援費用 |
ハワイ | ホノルル空港到着後に発熱があり受診。肺炎・敗血症と診断され9日間入院。家族が駆けつける。 | 897万円 |
ハワイ | ディナークルーズで食事を喉に詰まらせ救急車で搬送。食物の誤嚥と診断され3日間入院。家族が駆けつける。 | 372万円 |
アメリカ | 体のだるさを訴え受診。くも膜下出血と診断され19日間入院・手術。家族が駆けつける。 | 2,528万円 |
アメリカ | 発熱・咳の症状で受診。肺炎と診断され8日間入院。 | 683万円 |
シンガポール | クルーズ中に嘔吐・吐血、下船し救急車で搬送。胃炎と診断され7日間入院。家族が駆けつける | 440万円 |
オーストラリア | レストランで転倒し腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され12日間入院・手術。家族が駆けつける看護師が付き添い医療搬送 | 388万円 |
タイ | スピードボードに乗船中に転倒し、腰を強打。大腿骨頸部骨折と診断され8日間入院・手術。看護師が付き添い医療搬送。 | 327万円 |
これらはすべて実際にあった事例。そして今回解説した『傷害・疾病治療費用』の必要な補償金額は、
300~600万
いかがでしょうか!?年会費無料のエポスカードであれば、傷害:200万円、疾病:270万円が上乗せされるので、必要な補償金額にかなり近づきますね。
そしてエポスカードが最強と言える理由がもう一つ。エポスカードを持っているだけで自動的に海外旅行保険が適用されるんです。
いわゆる『自動付帯』といわれるもので、出発前の手続きなどは不要、エポスカードを持っていればOK!
自動付帯と利用付帯とは?
クレジットカードの海外旅行保険には「自動付帯」と「利用付帯」という2種類あります。
- 自動付帯:クレジットカードを持っているだけで海外旅行保険が適用される
- 利用付帯:クレジットカードで旅行代金を支払ったら海外旅行保険が適用される
もちろん自動付帯のほうがおすすめ。利用付帯は、旅行代金をそのクレジットカードで払わなければ適用されません。
ただ旅行代金といっても、ホテル代や航空券代だけでなく、空港までの電車代やタクシー代も含まれるので、意外と簡単に適用させることが可能です。
海外旅行保険自動付帯なので、作成して家に眠らせておくだけで自分を守ってくれる安心なクレジットカードです!
おまけに年会費無料なので、発行してもお財布へのダメージは全くありませんね。
- 一番重視すべき補償内容が充実している(←安心。いざという時守ってくれる)
- 年会費無料で自動的に適用(←お財布へのダメージはゼロ)
このように、エポスカードは持っているだけで安心をプラスしてくれるとても優秀なクレジットカード。
繰り返しになりますが、必要な補償金額を無料で上乗せするならエポスカードが最強です。
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まとめ:補償金額をプラスして、安心を手に入れよう
今回は海外旅行保険で必要な補償金額について解説しましたがいかがだったでしょうか。
改めて必要な補償金額をまとめると・・・
- 疾病・傷害治療補償:最低400~600万円
- 個人賠償補償:2,000万円
- 救援者費用:300万円
- 携行品損害:30万円
- 死亡補償:1,000万円or1億円以上
このような相場感です。
もちろん1番充実させるべきは、疾病・傷害治療費用の補償。海外旅行保険を選ぶ際は、まず疾病・傷害治療費用の補償が充実しているかを確認しましょう。
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