アライアンスとは?マイルを貯めるなら知っておきたいスターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム

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「アライアンスってなに?」

「マイルを貯める上で、アライアンスって重要なの?」

 

とお悩みの方も多いと思います。

この記事では、マイルを貯める上で知っておきたい3つのアライアンス(スターアライアンス・ワンワールド・スカイチーム)について解説していきます!

 

今回ご紹介する3つの「アライアンス」はマイルを貯め、使う上で非常に重要です!

同じアライアンスに属していれば、航空会社が違ってもサービスを受けられることもあります!

しっかりとマスターしておきましょう!

結論!アライアンスの要点

まずは結論から!ということで、今回の記事のポイントをざっとまとめておきます!

  • アライアンスとは、航空連合とも呼ばれ、便・サービス・マイレージなどで連携している
  • スターアライアンス・ワンワールド・スカイチームが3大アライアンス

この2つです!

アライアンスを考えるなら、まずはこの2点をしっかりとおさえましょう!

アライアンスってなに?

アライアンス(alliance)とは、日本語で「同盟」という意味になります。

航空会社間の連合組織で、別名「航空連合」とも呼ばれています!

アライアンスができた背景は、航空業界での競争激化です。

1990年頃から、コードシェア便やマイレージサービスの共有化など航空会社同士の業務提携が行われてきたのですが、競争の激化により世界的規模でグループ化が進みました。

グループ化の結果が、現在の3大アライアンスです。

同じグループに属する航空会社は、自社だけでは世界中を網羅できないため、グループ内の航空会社同士で協力をしています!

一つの飛行機を共同で飛ばしたり、航空会社運営の空港ラウンジを共有したり、チェックインカウンターを共有したりしています。

アライアンスの始まりは?

では、アライアンスはどのようにして始まったのでしょうか。

アライアンスの始まりと言われているのが、1989年にKLMオランダ航空(オランダ)とノースウェスト航空(アメリカ)が結成した国際的な提携です。

2社間でコードシェア便による共同運航、ビジネスクラスの統一、設備の共有、株式の持ち合いといった様々な提携を行い、成功しました。

その後は、コンチネンタル航空(アメリカ)、アリタリア航空(イタリア)も参加を表明し「ウイングス・アライアンス」の設立を目指しますが、運航方針の違いでアリタリア航空が脱退。

2004年にはKLMオランダ航空とノースウェスト航空、コンチネンタル航空がスカイチームに参加し、アライアンスは消滅しました。

最終的にアライアンスの設立はかないませんでしたが、この流れが、現在のアライアンスの始まりと言われています。

アライアンスにはどんなものがある?

現在、主なアライアンスは3つ存在します。

  • スターアライアンス
  • ワンワールド
  • スカイチーム

日系航空会社のANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに属しています!

アライアンス同士でマイルプログラムが連携

マイルを貯める上でアライアンスはとても重要です!

アライアンス同士でマイレージプログラムが連携しているからです!

例えば、ANAで貯めたマイルを、同じアライアンスのユナイテッド航空やシンガポール航空の無料特典航空券に交換することができます。

ANA&JALマイル

ANA&JALマイルについては以下の記事で解説していますのであわせてチェックしてみてください!

マイルの有効期限がない航空会社もある

年に1度の旅行くらいでしか飛行機に乗らない方は、マイルの有効期限が実質ないマイレージプログラムに加入するのがおすすめ!

同じアライアンスに属していれば、無期限でマイルを貯めて、ANAやJALの無料特典航空券に交換することも出来ます!

例えば、ANAであればユナイテッド航空のマイルを貯め、ANAの特典航空券に交換する方法。

ユナイテッド航空のマイルは、18か月(1年半)以内に、マイルを使う、または加算することによって有効期限が延びます。

ANAのマイルだと、有効期限3年が到来すると、使ったり加算したりしていても失効してしまうので、じっくりと貯めたい方におすすめ!

続いて3つの航空会社について詳しくみていきます。

スターアライアンス

ANAが所属している世界最大のアライアンスグループです。

1997年5月に結成されたアライアンスで、

  1. ルフトハンザ航空(ドイツ)
  2. ユナイテッド航空(アメリカ)
  3. エア・カナダ(カナダ)
  4. ルフトハンザ航空(ドイツ)
  5. スカンジナビア航空(デンマーク、スウェーデン、ノルウェー)
  6. タイ国際航空(タイ)

この6社によって設立されました。

2019年現在、日系のANA(全日空)を含む28の航空会社が加盟しています!

世界最大のアライアンスとあって規模がすごいです!

世界約190か国で、約1300か所の空港、約4650機の航空機を運用し、1日あたり約2万1000便を運航しています!

ANA、シンガポール航空といった評価の高い航空会社が所属しており、最多の加盟数を誇る一番強いアライアンスでもあります!

世界最大のアライアンスなので、世界各地に加盟航空会社があり、世界中でサービスが受けられます!

特に気に入っている航空会社がなければ、スターアライアンス加盟の航空会社がおすすめです!

私はスターアライアンスのANAのマイルを貯めてします!

加盟航空会社は?

2019年現在、28社が所属しています。

+ スターアライアンス加盟航空会社一覧(クリックすると表示されます)

航空会社 航空会社
全日空(ANA) 日本 ユナイテッド航空 アメリカ
エアカナダ カナダ タイ国際航空 タイ
シンガポール航空 シンガポール アシアナ航空 韓国
アビアンカ航空 コロンビア コパ航空 パナマ
エアチャイナ 中国 エバー航空 台湾
タカ航空 エルサルバドル 深セン航空 中国
エアインディア インド ルフトハンザ航空 ドイツ
オーストリア航空 オーストリア ターキッシュエアラインズ トルコ
スカンジナビア航空 スウェーデン、ノルウェー、デンマーク3国共同 スイスインターナショナルエアラインズ スイス
TAPポルトガル航空 ポルトガル ブリュッセル航空 ベルギー
LOTポーランド航空 ポーランド アドリア航空 スロベニア
クロアチア航空 クロアチア エーゲ航空 ギリシャ
エジプトエア エジプト ニュージーランド航空 ニュージーランド
南アフリカ航空 南アフリカ エチオピア航空 エチオピア

ワンワールド

JALが所属しているアライアンスグループです。

1999年2月に設立されたアライアンスで、

  1. アメリカン航空(アメリカ)
  2. ブリティッシュ・エアウェイズ(イギリス)
  3. カンタス航空(オーストラリア)
  4. カナディアン航空(カナダ)
  5. キャセイパシフィック航空(中国)

この5社によって設立されました。

2018年現在、日系のJAL(日本航空)を含む15の航空会社が加盟しています!

世界約150か国で、約1,000か所の空港、約3,300機の航空機を有しています。

スターアライアンスに規模で及ばないものの、世界各地に加盟航空会社があり、世界中でサービスが受けられます!

主要な路線はワンワールド加盟航空会社の便があるので、スターアライアンスでもワンワールドでも特に差はないかもしれません。

しかし、スターアライアンスに比べると、加盟航空会社が少ないのが残念なポイントです。

JALの他では、イギリスのブリティッシュ・エアウェイズがおすすめ!

ブリティッシュエアウェイズのマイルでJAL便の国内線特典航空券がお得にとれたりします!

所属航空会社は?

2019年現在、15社が所属しています。

+ ワンワールド加盟航空会社一覧(クリックすると表示されます)

航空会社 航空会社
日本航空(JAL) 日本  USエアウェイズ  アメリカ
アメリカン航空 アメリカ  LATAM航空  チリ
カタール航空 カタール  マレーシア航空  マレーシア
キャセイパシフィック 香港  スリランカ航空  スリランカ
ブリティッシュエアウェイズ イギリス  エアベルリン  ドイツ
S7航空 ロシア  ロイヤルヨルダン航空  ヨルダン
フィンエア フィンランド  カンタス航空  オーストラリア
イベリア航空 スペイン    

スカイチーム

デルタ航空、エールフランスなどが所属しているアライアンスです。

2000年6月に設立されたアライアンスで、

  1. デルタ航空(アメリカ)
  2. エールフランス(フランス)
  3. アエロメヒコ航空(メキシコ)
  4. 大韓航空(韓国)

この4社によって設立されました。

日系の航空会社は所属していませんが、2018年現在20の航空会社が加盟しています!

世界約187か国で、約1,050か所の空港、約2,800機の航空機を有しています。

規模の割には、保有航空機数が他と比べて少ない印象です。

日系の航空会社が所属していないため、あまり馴染みがないアライアンスです・・・。

しかし、デルタ航空には、日本で発行できるクレジットカードを保有し、条件を満たすだけで、上級会員になることができるお得な仕組みがあります。

上級会員になればエコノミークラス利用でも航空会社のラウンジが使えるし、優先チェックイン、マイルのボーナスももらえるので、とてもお得な仕組みです。

航空会社のラウンジと、クレジットカードの保有で使えるラウンジではかなりの差があるのでこのメリットは大きいです。

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所属航空会社は?

2019年現在、20社が所属しています。

+ スカイチーム加盟航空会社一覧(クリックすると表示されます)

航空会社 航空会社
デルタ航空 アメリカ アエロメヒコ航空 メキシコ
アルゼンチン航空 アルゼンチン 大韓航空 韓国
ガルーダインドネシア インドネシア ベトナム航空 ベトナム
チャイナエアライン 中国 中国東方航空 中国
中国南方航空 中国 廈門航空 中国
エールフランス フランス アリタリア航空 イタリア
KLMオランダ オランダ アエロフロートロシア航空 ロシア
エアヨーロッパ  スペイン チェコ航空 チェコ
タロム航空 ルーマニア サウディア サウジアラビア
ミドルイースト航空 レバノン ケニヤ航空 ケニヤ

LCCはアライアンスに加盟しているの?

ジェットスター、ピーチ、エアアジア、バニラエアなど、LCC(格安航空会社)は、これら3大あらアライアンスには加入していません!

しかし、LCCのみが加盟するアライアンスが近年設立されました!

2016年5月、アジア太平洋地域の大手LCC8社(セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア、バニラエア)が加盟して、世界最大のLCCアライアンス「バリューアライアンス」が設立されました!

日本からバニラ・エアが参加しています。

バリューアライアンスでは、加盟航空会社が持つ路線ネットワークを活かし、東南アジア、北東アジア、オーストラリア間での乗り継ぎを便利にしたり、運賃を分かりやすくする取り組みを行っています。

LCCは、空港や機内のサービスやマイル制度などではなく、料金で勝負しているので、少し戦略が違っていたのですが、付帯サービスや、それぞれ個別に予約が必要だった路線をまとめて一括購入できるなどのサービスを展開しています!

今後LCCは増えると思われるので、新たな展開として注目ですね!より安く、便利でお得になってくれると嬉しいです!

急成長中!中東系航空会社は?

近年、急成長し勢力を増しているのが中東系の3つの航空会社です。

  • エミレーツ航空:ドバイ
  • エティハド航空:アブダビ
  • カタール航空:カタール

オイルマネーを背景に最新鋭の飛行機・機材を導入し、機内でシャワーが浴びれるなど他にないサービスで人気上昇中です!

日本でも、中東経由になりますが、お得な料金でヨーロッパに行けるので人気が出てきています。

カタール航空のみワンワールドに加盟しています。

まとめ

今回は3つアライアンスについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

今回の記事のポイントをざっとまとめると・・・

  • アライアンスとは、航空連合とも呼ばれ、便・サービス・マイレージなどで連携している
  • スターアライアンス・ワンワールド・スカイチームが3大アライアンス

アライアンスは、マイルを貯め、使う上で非常に重要です!

同じアライアンスに属していれば、航空会社が違ってもサービスを受けられることもあります!

しっかりとマスターしてお得な旅行に役立てましょう!

おすすめのアライアンスについては、以下の記事で解説していますのであわせてチェックしてみてください!

チェック!
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