こういったお悩みを解消していきます。
この記事でわかること
- パスポートの発行に必要な書類
- 発行を申請する場所
- パスポートの受取方法
- 収入印紙と収入証紙の購入場所
- パスポート発行にかかる手数料
初めての海外旅行!でもパスポートを発行しなければなりません。書類を用意したり、窓口に行ったり、いろいろと手間がかかりますが、作り方を把握してすぐにやってしまうのがおすすめです!
そこで今回は、パスポートの発行で迷わないよう、作り方の流れ、必要書類、手数料などを詳しく解説していきます。
パスポート発行の全体的な流れ
まずは全体的なパスポート作成の流れから解説していきます!大まかな流れは以下のとおりです。
- 必須書類を揃える
- 窓口で申請する
- パスポートを受け取る
ざっくりしていますが、この手順で行えば誰でも簡単にパスポートの作成は可能です。
パスポートの発行申請に必要な書類
パスポートの発行を申請するためには次の書類が必要です。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本(または戸籍抄本)
- 住民票の写し
- 写真
- 申請者本人に間違いがないことが確認できる書類
この5つです!結構多い・・・。これらの必要書類を揃えるのは意外と大変ですが、書類させ揃えてしまえば、あとは窓口に提出するのみ!
一般旅券発給申請書 1通
まずは申請書から解説していきます!申請書はパスポート申請窓口で入手可能で、窓口で書いてそのまま書類を揃えて申請する、というのが一般的です。
ちなみに、平成28年1月4日以降、国外では併せて「ダウンロード申請書」も使用可能です!
ただし、パスポートの申請書における注意点もあります!
- 申請書は5年有効なパスポート申請用と10年有効なパスポート申請用の2種類ある
- 20歳未満の方は、5年有効なパスポートしか申請できない
発行手数料が異なるので、5年用、10年用どちらがいいのかよくよく考えておきましょう。
どちらがおすすめかについては以下の記事で解説していますのであわせてチェックしてみてください。
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また、国・地域によっては、査証申請時または入国時に必要なパスポートの残存有効期間を設けている場合があるので、パスポートの有効期間は十分注意が必要です。
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戸籍謄本(または戸籍抄本) 1通
戸籍謄本(または戸籍抄本)は早めの準備がおすすめ!というのも、いくつか注意したいポイントがあるからです。
- 本籍地がある市区町村の窓口やその出張所でしか発行できない
- 申請日前6か月以内に作成されたものでなければならない
この2点を考えておきましょう。
本籍地が住んでいるところから離れていると、取得しに行くか、郵送で取り寄せる必要がありますし、早くに作成しすぎても有効期限切れになってしまいます・・・。
住民票の写し 1通
住民票も、住民登録をしている市区町村の窓口やその出張所で発行してもらいましょう。戸籍謄本と同様に、
- 申請日前6か月以内に作成されたものでなければならない
住民登録をしている市区町村で発行できるので、戸籍謄本より手間は少ないです。
写真 1葉
写真はサイズなど条件が細かく決められていて、満たしていないと受け付けてもらえないので注意が必要です。
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートルの縁なしで、無背景(無地で淡い色)の写真。
- 申請日前6カ月以内に撮影されたもの。
- 無帽で正面を向いたもので、頭頂からあごまでが34±2mmである
など申請書に記載されている規格を満たしていることが必要です。
ココに注意
結構細かく決められているので、せっかく用意した写真が無駄にならないように、写真を撮るときは十分注意しましょう!
参考
あくまで参考ですが、1歳になる赤ちゃんの写真をセルフで撮影して申請したとき、『瞳の中に反射して撮影者が写り込んでいる』と指摘されたことがあります。
正直、そこまで細かいのか・・・と思ったのですが、大切なパスポートなので厳しくて当然と思いました。
入国できるかどうかは、あくまでその国の入国審査官が判断します。パスポートの写真はしっかりと基準内で用意するのはこと当然ですが、写真をきれいに撮影する努力も必要です。
申請者本人に間違いないことを確認できる書類
本人確認書類も必要です。基本的には運転免許証を使っていれば大丈夫です!1点でよいもの、2点必要なものがわかれています。
1点でよい書類(例)
マイナンバーカード(通知カードは不可)、運転免許証、船員手帳など
2点必要な書類
AとBの各1点、又はAから2点を提示
A | 健康保険証、国民健康保険証、共済組合員証、船員保険証、後期高齢者医療被保険者証、国民年金証書(手帳)、厚生年金証書、船員保険年金証書、恩給証書、共済年金証書、印鑑登録証明書(この場合は登録した印鑑も必要です)等 |
B | 次の内写真が貼ってあるもの:学生証、会社の身分証明書、公の機関が発行した資格証明書等 |
ココに注意
マイナンバー制度が開始され、平成27年10月5日以降に住民登録をしている市町村から送付された「通知カード」については、本人確認書類として使用できませんのでご注意ください。
パスポート発行の申請
必要書類が揃ったら、発行を申請しましょう!パスポート発行の申請場所は、『住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口』です。
ココに注意
都道府県なので注意しましょう!
例えば、
- 東京都の世田谷区に住民登録→東京都の窓口
- 大阪府の大阪市に住民登録→大阪府の窓口
となります!世田谷区役所や大阪市役所にはパスポート窓口はありませんので注意しましょう。
パスポートを受け取る
パスポートを申請してから受け取るまで、通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。海外旅行直前で・・・
などと慌てないように余裕をもつことが大切です!申請のときに、受け取り可能日を伝えてくれるので、その日以降に窓口にいきましょう!
また、パスポートを受け取る時には以下の2つが必要です!
パスポート受け取りに必要なもの
- 申請の時に渡された受理票(受領証)
- 手数料(必要額の収入証紙及び収入印紙を受領証に貼付が必要)
収入証紙と収入印紙を購入したら、受領証に貼付け、窓口に渡すとパスポートが受け取れます。
ちなみに、都道府県によっては、収入印紙や収入証紙払いではなく現金払いとしているところもあります。
収入印紙と収入証紙は名称が似ていますが別物です!
収入印紙 | 政府が法律に基づき、印紙税や登録税、手数料、罰金、科料等を徴収する手段として発行する金銭上の価値を示す証票をいいます。 郵便局の他、郵便切手類販売所および印紙売りさばき所(〒マークの看板があるお店)で売られています。 |
収入証紙 | 地方公共団体が条例に基づき、使用料や手数料等を徴収する手段として発行する金銭上の価値を示す証票をいいます。 証紙販売所で売られています。 |
誤って必要以上に購入すると、無駄になってしまうので注意しましょう。
収入印紙と収入証紙の購入場所
と感じると思うので、購入方法を解説していきます。以下のとおりです。
種類 | 購入 |
収入印紙 | 郵便局や、一部のコンビニエンスストアでも販売。ただし高額な収入印紙については、コンビニでは販売していないことも多いようです。 |
収入証紙 | 都道府県の収入証紙販売所で購入可能 |
このようにみると、別々に買う必要があるように感じますが、ほとんどの申請窓口の近くに販売所があり、収入印紙も収入証紙も購入することが可能です。
10年用と伝えれば、ちゃんと必要な分だけ(収入証紙2,000円、収入印紙14,000円分)購入可能です!多くの方がこの方法で購入しています。
パスポートの発行にかかる手数料
パスポートの発行にかかる手数料を一覧でまとめておきます!
旅券の種類 | 都道府県収入証紙 | 収入印紙 | 合計 |
10年間有効な旅券(20歳以上) | 2,000円 | 14,000円 | 16,000円 |
5年間有効な旅券(12歳以上) | 2,000円 | 9,000円 | 11,000円 |
5年間有効な旅券(12歳未満) | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 |
パスポート発行では申請と受取2回窓口に行く必要がある
この点がパスポート発行のとても面倒な点なのですが・・・パスポートを作成するには申請と受取で合計2回も窓口に行く必要があります。
しかも申請窓口の時間が限られており、かなり不便です。私が過去に住んでいた埼玉県の場合だと・・・
曜日 | 時間 | |
申請 | 月曜日から金曜日 | 9時00分から16時30分 |
受取 | 月曜日・水曜日・金曜日・日曜日 | 9時00分から16時30分 |
火曜日・木曜日 | 9時00分から19時30分(※16時30分から19時30分は申請できません。) |
休業日は、土曜日・祝日・休日、年末年始(12月29日から1月3日まで)。受取りはまだ19時30分までできる日があるのですが、申請は平日のみの16時30分まで・・・。
なかなか都合よくいけませんね。
ただ、申請だけは本人が行かなくても別の方にお願いできます。いわゆる代理申請です。以下の記事で解説していますのであわせてチェックしてみてください。
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パスポート発行方法のまとめ
今回はパスポートの作成方法についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。
パスポート発行の大まかな流れをまとめます。
- 必須書類を揃える
- 窓口で申請する
- パスポートを受け取る
ざっくりしていますが、この手順で行えば誰でも簡単にパスポートの作成は可能です!
必要書類を揃えたり、限られた時間に窓口にいく必要があったりと、不便な部分もありますが、海外旅行には必須のもの。
早めに発行とはいっても、多分パスポートの有効期限(5年か10年か)をどうするかで迷います。そのあたりをあらかじめはっきり決めておくと、パスポートの発行がスムーズに!
5年か10年、どちらがおすすめなのかは以下の記事で詳しく解説しています。
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パスポートの発行は5年?10年?どちらがおすすめか解説!
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